中古キャブの歴史:History in used carburetors | 浦島太郎

浦島太郎

趣味のブログ。ソレックスキャブの整備なども

仕入れ用ソレックスを引き取るとそれぞれの

キャブがどんな使われ方してきたか?が手に取る

ように分かるけど、なんでこんな綺麗なキャブなのに

売っちゃうんだろうと思うと、その理由も分解してる

うちに謎が解けてくるから面白い。






こんなきれいなキャブなのに

しかも、上のキャブなんてほとんど新品じゃん!?

なんで?

何で売っちゃうんだろと思うが、よく見てると

ポンプのガスケットが入ってなくて

どうも加速しないなと思ったんだろうか?

ポンプの蓋のスクリューを思いっきり絞めていて

ラバーガスケットが切れるほど(笑)。


アイドルスクリューをメイいっぱい絞めこんで

裏側のボディーに突き抜けるなど・・


これじゃまともに走るわけないよなと

つくづく納得してしまう。


いろんな人がいるけど、一つ一つ

時間かけてくみ上げようとしないのか?

理由はよくわからないがかつては乱雑に

扱ってたんだなと感じることが多い。


近頃、中古でソレックス購入すると

44に比べ、40は劣化してるケースが

非常に多い。


かつては折角、純正でソレックス40が

装着されていても多くの人たちが

44に買えるのが定番だった時代が長かった

せいもあると思うが、純正40パイキャブで

ガレージに放りっぱなしで固着は当然、

全く使うものにならないケースが多いようだ。

40パイは凄く3機まともに揃えるのが

難しいですね。


上みたいな上質キャブはやはり44ですが、

44は比較的ガレージに室内で大事に保管してる

ケースが多いので今回みたいに新品並みに

状態の良いキャブが手に入る。


それにしても近頃、ソレックスキャブの国内価格

騰がり過ぎ。

世界中、テロなど騒いでるのに日本だけ

景気良い気がする。


It is very interesting that I start to realize the history

of each used Mikunis during rebuilding.


Even in case of Mikuni44 you see above.

This carburetor looks almost like brand new.


Then, why sold?


I start to disasemble and realize no gaskets in pump nozzles,

and many other damages.


I see how the last owner was struggling and finally

could not run any good at all.


In general, Mikuni44 are better condition than 40s.


The reasons I can think of is that many classic Japanese

cars had Mikuni40s on their engines from beginning.


Many people took their 40s out of engine and

adapted 44s back in 1970s or 80s.


After took off , they were usually thrown away

in their garages, but never been treated as important

auto parts like 44s, 50s.