人間は生物であり動物です。

この地球上に生物が誕生して以来、変わらない原則があるのをご存知ですか?
もちろん、私たち人間にも当てはまる共通の原則です。

それは、

「生存するために戦い、勝者が敗者を支配する」

という原則です。

野生で生きる動物も、顕微鏡で観察する菌も、すべては生存競争を繰り返して、その競争に勝ったものが命を繋いできたのです。

「でも、平和な現代社会でそんな野蛮なことをするのは間違っているじゃないか」

と思われるかもしれません。

確かに、人間は協力することが出来ます。
一人では難しいことでも、複数人で協力することによって実現できる能力を持っています。協力するためには相手の立場や気持ちを考え、優しさや貢献や慈悲といった要素が必要になります。

しかし、それらの要素は本質ではないのです。
あくまで協力体制を円滑にするための方法に過ぎません。

今の日本のような、戦争をしていない平和な国でも、人間の本質は力による支配と被支配なのです。

人間は知能が発達したため、直接的な暴力で他人を従わせる以外の方法を作り出しただけです。

それが法律であり、集団のルールであり、モラルや人道主義といったものです。
より効率的に協調して物事を成すために作られたものでもありますが、それらが機能する為にも、力による強制力が必要になるのです。

近年の世界情勢を見ても力による支配が根底にあるのは明らかでしょう。

アメリカがイランを空爆し、なんの罪もない女子児童たちが大勢亡くなりました。

八十年前の日本でも同じ事が起きています。

暴力による殺し合いに勝った強者が弱者を理不尽に支配するのです。それが自然の営みです。文明社会を生きる私たちも、サバンナで生きる野生動物も、根本にある原則は同じなのです。