引き寄せの法則は、オカルトでも疑似科学でもない。
自己暗示のテクニックである。
オカルトや疑似科学だと非難する人は視野が狭いのだ。
そもそも、人間の精神に関する科学的考証は、ほとんど進んでいない。未だ未知の領域なのだ。
現代の児戯に等しい精神科学では、広大な精神世界のほんの一部ですら解明されていない。
精神分野の科学的な解明が進むには、ブレイクスルーが必要になるだろう。
今現在の科学で解明されていないから嘘だというのは、とても視野がせまいのだ。
科学的に解明されなければ存在しない、嘘であると拒否するより、科学的な分野では未知の世界であるが、実際に利益に供するものであれば使えばいいのである。
手術に用いられる麻酔も、その科学的な働きは解明されていないが実際に有益に用いることが出来るから使用されている。
それと同じように、精神の働きが実際に自分のためになり、喜びと幸福と繁栄に供する方法があるなら、原理は理解できていなくとも積極的に活用すべきである。
引き寄せの法則とは、自己暗示の具体的なメソッドであり、実際に数多の人々が自己暗示によって自分の人生を変化させている。
そもそも私たちは誰でも、意識せずとも自己暗示をしながら日々生きているのである。人間が社会的な存在として生きる限り、自己暗示は我々から切り離すことができない重要な要素だ。

宗教を信仰することも原理的には同じだ。
己の精神を現実世界の認知に支配されないためには、現実世界の認知を超えた存在、概念を持ち、現実世界から飛躍した精神的創造を行う必要がある。それが宗教では神となり、引き寄せの法則では波動と呼ばれる概念になる。
大切なことは、実際にそのメソッドを正しく実践することで、自身の認知や思考、感情、行動が喜び、幸福、調和、物理的環境での拡大繁栄に役立つかどうかである。
エスター・ヒックス女史が言うように「電気の専門知識が無くとも、スイッチを押せは明かりがつくということを知っていれば、その恩恵を受けることが出来る」のである。