苦労は金を出してでも買えとはいうが、
初めから苦労したい人はいないだろう。
それに苦労が成長の糧になるとは
かぎらないのが現実の世界。
苦労に限らず成長する人に共通することは
体験したことを肯定的に捉える力があることだ。
ある逆境や困難に遭遇したとして、
そのことに対して本人がどう感じ、
どんな意味を受け取るか。
実は体験したことの内容そのものよりも
この点の方がはるかに重要である。
例えば期待されている有望な
スポーツ選手がケガで一年間の
休養離脱を余儀なくされたとする。
Aという選手は
「ケガしたことは仕方ない。
だがこれは競技一筋に生きてきた
自分に天が休養しろといっているのだ。
いい機会だからゆっくり休もう。」
と思う。
一方でB選手は
「自分はなんと不運なんだ。
こんなところで一年間も競技から
離れたらもうオシマイだ。」
と思う。
同じ体験であっても、AB両選手の
その後の展開は大きく違うものになる。
自分は、
「天はけっして意味の無い仕掛けはしない」
と思っている人間だ。
どんな経験にも必ず何かの
メッセージが込められていて、
それをどう受け取るかは本人次第。
体験した事実は変えられないが、
感じ方、考え方は変えられる。
前向きに感じられる感性と
思考はぜひ磨いておきたい。