現在ロードショー中の「マイ・インターン」
という映画を見た。
最近あまりいい映画にあたっていなかったが、
この映画はなかなか良かった。
服のネット通販で短期間に事業を拡大した
女性経営者ジュールズ(アン・ハサウェイ)と
そこに高齢者のインターンとして
勤めることになった
70歳のベン(ロバート・デニーロ)。
急拡大した自身の事業と
家庭(専業主夫の夫と幼児の娘)の
両立に苦しむジュールズの葛藤に
人生経験豊富なベンが
受容的にかかわっていく。
そう、あくまでも
「受容的に」なのだ。
ベンはジュールズ社長の直属として
40歳年下の彼女をサポートするが、
けっして出しゃばらない。
そのプロセスの中で
徐々にベンに心を開いていく彼女は
自分自身と向き合っていく。
ドラマチックな展開のある
ストーリーではないが、
希望のあるエンディングで
さわやか感の残る映画だった。
この映画にはさまざまな示唆が
含まれていたと思う。
「バリバリ働く時代の最先端を行く
女性と私生活の葛藤」
「高齢者の存在の一つの理想的なあり方」等。
でも自分が最も感銘したところは
「ベンの悩める人への受容的な関わり方」
である。
ベンは長い人生経験から
ジュールズにいろいろ助言は出来たろうが、
彼女自身が自分で答えを見つけるまで
穏やかにやさしく見守る。
彼女が会社のため外部のCEO招聘を
受け入れようとしたのも
実は本音として壊れつつある家庭を
守りたい、夫の愛を取り戻したい
ということにあった。
ベンはそのことに本人が気づき
受け入れるまでやさしく待つ。
人を支援するという場合
ズバズバ直言することも時には必要である。
だが、本当に人が動くのは
本人自身が納得し、そうしたいと
思った時である。
ベンのようにはとてもいかないが、
とても考えさせられた。