テレビ番組の評判店の紹介などで
長蛇の列が映されることがあるが、
あれに並べる人とそうでない人がいる。
自分は断然並べない派である。
ラーメン一杯のために
1時間半並んだとか聞くと
どうしたらそんなことが出来るのだろう
と不思議に思ってしまう方だ。
マツコデラックスさんは
「安くて美味しいが待たされる店」より、
「高くて不味いがすぐに出てくる店」を
選ぶと言ったそうだが、
自分も全く同意見だ。
状況にもよるが、行列に並べるのは
せいぜい10分が限界で、
それ以上になるともう腹が立ってしまい、
せっかくの味も半減してしまう。
店内で待たされるのも大嫌いで、
こちらも10分が限界である。
どうしてそんな性分なのかと考えた時、
時間に対する価値の置き方が
一連の行為(例えば食べること)と
自分の場合は一体化していることに気がついた。
実はこれは食べる行為だけではなくて
自分にとってはすべてにおいて共通している。
「長い挨拶」、「会合での延々とした脱線話」、
「時間通りに終わらないプレゼン」、
「会議で何度も同じ人間ばかりが発言する」
などに出くわすと
もう中身に関係なく
腹が立ってしまう。
若い頃仕事で近隣説明会を
やっていたことがあって、
その時最も腹が立ったのは、
会の説明に対する反論や激しい反発
などではなくて、
説明会の開始から相当遅れてきて、
「自分は聞いていないので」といって
図々しくもう一回最初から同じ説明を
求めるヤツだった。
そんな輩は、時間通りに来ている出席者の
命の次に大切な「時間」を奪っていることに
まるで気がついていないのだ。
話しがそれたが、結局自分は
コンテンツと時間とは一体として
価値を構成していると考えている人間なのだ。
仕事柄、自分は無数のプレゼンを
経験してきた。
巧拙は別として唯一自慢できることは、
どんなプレゼンも必ず決められた時間に
ピタっと終わらせることだった。
行列に並べる人は、
コンテンツのクオリティと、
時間は別々の価値なのだと思える人
なのだと思う。