「をととひの 糸瓜の水も 取らざりき」
<正岡 子規>
「糸瓜垂れ 青しといへど 夕暮色」
<長谷川 双魚>
そこは、俳句の殿堂「松山市立子規記念博物館」。
▼俳聖正岡子規の世界を通して、より多くの人びとが松山の
歴史や文学を親しみ、理解を深めるために開設された文学系
の博物館。
地階から4階まである。
開館は、1981年のことだった。
▼2015年には入館者が累計450万人を突破したという。
隣接する道後公園(湯築城跡)とは一体感がある。
先日、久しぶりにその館を訪れた。
目下、大規模改修工事中だが、常設展示室などはリニューア
ル終了。
▼1階ロビーに入れば一角に子規が晩年用いた机を模した「
子規の机」が置かれ、その正面の窓越しに「糸瓜」が見えた。
7月に訪れたときは育成中だったその糸瓜。
いつの間にか、円筒形で細長い果実を数多く実らせる。
子規が見れば、どのような句作を?とふと思う。
今日の歩行数 歩。キロ数にして約 。