如月の風景(「七折梅まつり」partⅣ) | かわせみ~四渓連~

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四国の名山と渓谷と近郊の花鳥風月との語らい。
日記と日課の歩行管理も兼ねています。

 

 

     

       

 

       

 

 

 

   (前日に続く)
 

   鶯やメジロの鳴く音を背に、折れ曲がった杣道を歩くことお
 

   よそ1時間。
 

   周囲には、濃いピンクから真っ白な花色の花が咲き誇る。
 

   仄かな香りも微妙に違う。
 

   空は真っ青に晴れ、観梅にはもってこいの日和だった。
 

   ▼やがて、目の前に展望台が現れた。
 

   各地からやって来た人が列を作り、交互に上下する。
 

   展望台に上れば、梅園全域が一望できた。
 

   一帯は小高い丘に囲まれ、はるか彼方には高山も望まれる。
 

   眼下に広がるピンク色の花園は、一幅の絵。
 

   ▼日本列島各地には著名な梅園が多いが、自然界を借景にし
 

   た広大な七折梅園は屈指の梅園に違いない。
 

   展望台を降り時刻を見れば、正午を過ぎた。
 

   そこは南向きのなだらかな地で、日当たりが良くポカポカ陽
 

   気。
 

   ▼用意した敷布を折り敷き、梅園入口の出店で買った梅酒と
 

   七折小梅の梅干しが入った握り飯を取り出した。
 

   この地の梅は「花」だけでなく、「実」もまた多くの人々に
 

   愛される。
 

   いずれにしても、梅見の昼餉は贅沢だった。
 

   (続明日)
 

   今日の歩行数 5,234 歩。キロ数にして約 3.5。