郊外にある住まいは市街地よりも少し小高い地にあり、直ぐ
近くには昔のお殿様の邸宅も建つ。
東に面する窓を開ければ標高273mの淡路ヶ峠が聳え、西
の彼方には松山城や伊予富士の名を持つ興居島が浮かぶ瀬戸
の海が見える。
▼自然が豊かで風光明媚な地。
ときは師匠も走り出すという月の師走だが、自由人の身にと
っては他の月と異なることはない。
先日のこと。
「冬の海」が見たくなって海辺に向かう。
▼向かう先は、瀬戸内海交通の重要拠点の一つ「松山観光港」。
そこには、宇品行きのスーパージェットや小倉行のフェリー
が舫う。
空は晴れ、波穏やか。
前方には「興居島」が浮かび、船が行き交う。
▼やがて汽笛がボーと鳴り、一つ向こうの三津浜港から忽那諸
島の島々を結ぶ「フェリー」が現れた。
久しぶりに船上の人となる。
客室を通り過ぎ、カメラ片手に甲板に立つ。
「九十九(くじゅうく)島」を通り過ぎ、睦月港に向かう。
(続明日)
今日の歩行数 7,072 歩。キロ数にして約 4.6。