松山城は標高132mの勝山山頂に本丸、中腹に二之丸、山
腹に三之丸を置く連郭式平山城として知られる。
敵の侵入を防ぐため、二之丸を囲むように山麓から本丸にか
けて「登り石垣」が配されているのも有名だ。
先日のこと。
▼藩の中枢としての役割を果たす表御殿と藩主の家族の住居や
奥御殿などがあったその二之丸を訪れた。
今では、史跡庭園に姿を変える。
表御殿跡は「柑橘・草花園」に、奥御殿跡は「流水園」となる。
一角には「大井戸遺構」が目に新しい。
▼その遺構の周辺に「躑躅」が見ごろだとのことだった。
期待して城門の入口に立てば、新型コロナウイルス感染防止
のため臨時休業」の表示。
止むなく、登城口の一つ黒門口からつづら折れの道を歩く。
前途には、歴史を秘めた遺産が連なる。
▼山腹からの敵の侵入を防ぐための「登り石垣」を仰ぎ見、著
名な「黒門」を右に見て浦山に回る。
勝手知った小高い小藪に入り、「史跡庭園」を俯瞰した。
細部にわたって眺めることは出来なかったが大井戸遺構の周
囲には「躑躅」が咲き、一幅の絵を作る。
今日の歩行数 7,637 歩。キロ数にして約 5.1 。