水無月の風景(「泰山木の花」) | かわせみ~四渓連~

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四国の名山と渓谷と近郊の花鳥風月との語らい。
日記と日課の歩行管理も兼ねています。

 

 

 

 

 

 

 

      「泰山木 天に開きて 雨を受く」
                           <山口 青邨>
      「泰山木 白波のごと 崩れ去りぬ」
                             <木下 杢太郎>
気象庁は30日、九州南部が梅雨入りしたとみられると発表。
▼翌日31日、四国もこれに続く。
いつものように、このころになると咲き始める。
「泰山木(たいさんぼく)の花」。
そこは住いの近くにある、とある大学のキャンパスの一角。
二本・三本・四本・五本。
▼樹高が20メートルを超えるような高木が隊列を組む。
泰山の名のとおり、威風堂々した様は圧巻ですらある。
新緑の葉の表面は光沢があり、裏面は毛が密生し、さび色に
見える。
その葉の間に点々と白い花が咲く。
▼天に向かって開く純白五弁の花は、およそ直径15㎝ほども
あろうか。
花形が優勝力士が呷(あお)る大盃に似てるところから、「
大盞木」の別名もあるというが、そのとおり。
気高い香気も嬉しい。
今日の歩行数 9,312 歩。キロ数にして約 6.3 。