文月の風景(第48番札所「西林寺」) | かわせみ~四渓連~

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四国の名山と渓谷と近郊の花鳥風月との語らい。
日記と日課の歩行管理も兼ねています。

 

 

 

 

 

   「秋風や 高井のていれぎ 三津の鯛」
                            <正岡 子規>
その昔、大干ばつで苦しんでいた村人を救うために弘法大師
が錫杖を突き、清水の水脈を見つけたという池がある。
全国の名水百選の一つとされる「杖の淵」。
▲その清流には、刺身のツマに使われる水草の「ていれぎ」が
自生する。
この弘法大師ゆかりの池のそばに建つ四国霊場第48番札所
「西林寺」。
他の寺院と異なり、道より低い地に参道がある。
▲お遍路さんの間では、「伊予の関所寺」と呼ばれているとか。
左側に子規の「句碑」が建ち、さらに進めば立派な「寺門」
があった。
門を潜れば、広い境内が広がる。
幾つかあるベンチには、お遍路姿が多い。
▲「鐘楼堂」の前に座る異国の女性とみられる方に声をかけれ
ば、フランスからだという。
片言交じりの会話を楽しみながら、「本堂」と「大師堂」を
巡り歩く。
世界遺産登録の日が待たれる。
今日の歩行数 8,348 歩。キロ数にして約 5.5 。