質問ワーク

会話の中身をよく観察すると、ほとんどが相手に対して何かをたずねています。
おはよう、天気いいね、ぐらいはそんなことはないですけど、元気、調子いい、とだんだん相手のことをたずね始めます。さらに会話がすすんで、お子さんどうしてる、奥さん元気、と相手の私生活の質問が増えてきます。
どんどんエスカレートして昨日の夕飯何食べたの、部屋の広さは何畳なの、寝る時はベッド畳どっち、家に帰ってから何してるの、どんどん警察の取り調べを受けているような感じになってきます。この辺りまで来ると相手は間違いなく不快感が芽生え始めています。

相手にたずねる質問ですべてのこじれる原因がスタートしています。
質問の仕方でこの人は良い人悪い人、仕事の出来る人できない人、今後付き合って行っても大丈夫な人かどうかの判断がされていることに気づいていない人がほとんどです。
質問の仕方・内容で人間性が判断されているのです。

質問の仕方のうまい人と下手な人の何が違うのかを職場を観察してよく考えてみると、まず時間軸が違うということです。どういう事かと言うと、朝家を出て仕事に来ているわけです。さあみんなは仕事を始めようと仕事のことで頭がいっぱいなのです。そこへくだらない質問をする人は仕事のことではなく相手の家庭のことをねほりはほり聞くわけです。

家から職場へは未来に向かって時間が流れています。時間は未来に向かって流れています。
そこへ下らん質問をする人は過去の家を出てくる前のその人の今までの過去の私生活が気になっているのです。質問された人さへ忘れている過去の事をねほりはほりたずねるわけです。たずねられた方はそんんこと覚えていないしどうでもいいことです。本人さえ覚えていない内容をたずねるのです。

またこういう人は未来の質問も見当違いな質問ばかりします。今度の休みどこに行くの、今晩何食べるのとか、
聞かれた本人はまだ何も決めていません。本人にも自分の未来はわかりません。本人がまだ分からぬ未来をたずねられても答えようがありません。返事をするのが疲れてきます。仕事が終わって帰り道を歩きながらたまたま目に止まった飲食店で夕飯をすませようとしているかもしれません。質問された時点で本人には今晩何食べるかわかりません。人に不快感を与える人の質問の仕方は、本人が答えにくい答えられない質問をしています。

質問は最低限、本人が答えやすいものからしていくのがマナーかな~と思いますけど、あんまりこんなこと言うと誰とも会話できなくなっては困るので、軽い気持ちで質問には時間軸があるってことを知ってもらって、自分がしている質問は相手の過去・現在・未来のどこの質問をしているのかを時々自己点検してもらったら職場の人間関係は良くなると思います。出来たら過去に行き過ぎた質問・未来に行き過ぎた質問ばかりでなく、現在の質問もしてもらうとバランスが取れていいと思います。