皇海山クラシックルート | さまる。ブログお休み中

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今後はYAMAPで不定期に山のログを上げる予定でおります。

9月28日栃木県日光市足尾

今日は、山友さんのお誘いで皇海山クラシックルートを楽しもうと思う!
銀山平からの林道歩き、そして軽めのハイキングで庚申山荘。トイレ休憩。
庚申山は、今年4度目の訪問だったか?縁がある。

これより庚申山に登り、尾根伝いに鋸山、皇海山と歩きます。
復路は鋸山より六林班峠に下り、庚申山荘・林道を経由して、かじか荘(銀山平)へ。

今回の目的地、皇海山は庚申山の奥の院とされており、庚申山から鋸山を経由して皇海山に至るルートは山岳信仰の対象として、江戸時代より歴史があるらしい。
現在、登拝として歩く方が居るかは知らないが、庚申山荘手前にある猿田彦神社跡地と皇海山山頂手前には同じ青銅の剣があるので、機会があれば注意して見ていただきたいポイントだ。

山荘から庚申山山頂へは、急な登りになっており、一般ルートとは思えないような道になっている。

弱点を繋いで高度を上げる為、細い道幅。
随所に危険ポイントが待っていた。

途中、ムシトリスミレの変種「コウシンソウ」の自生地に立ち寄るのも良い。
庚申山で発見されたので、コウシンの名前が付いているが、他の山にも自生地はある。
ただし、庚申山を含め自生地の面積は極小で見つけるのは大変だろう。

静かな庚申山山頂。

これより、11のピークを持つ鋸山を越えます。
まだまだ皇海山は遠い。

そして、鋸山の核心へ!

このゾーンは落石対策に付かず離れずをキープして進みます。

岩に張り付きながらの風景は何とも言えませんね♪

コ…コレは!?( ̄▽ ̄;)

20m以上はあるだろう岩場のロープにしては雑…前からこんなだったか?

「ファイトー!!いっぱーつ!!」も可能なレベルである。

核心はまだまだ続く。
とにかく楽しい!!

群馬県側から入山したのでは、味わえない解放感だ。

少しわかり辛いが沢山のUPdownは、鋸の刃その物だね。

鋸山の山頂まで来ると皇海山は目の前だ!

と、不意に「さまるさん!」と声を掛けられて驚く。
山頂で知り合いとバッタリとは…嬉しいものだ。

そして、皇海山でのランチタイムも一緒でした。
ここまで6時間10分。会話しながら来た割には良いタイムだったと思う♪

皇海山を跡にして、鋸山の登り返しは何気にキツい。

帰路は六林班峠を経由して庚申山荘へ下ります。

実はこちらのルートを通るのは初めてながら興味はあった。
ただ、この先が藪だと聞くので「だったら鋸尾根をピストンした方が絶対に楽しいよな」の考えに毎回なってしまっていたのだ。
今回「六林班行きませんか?」と声をかけてくれた山友さんには、きっかけをいただき感謝である。

「日本百名山」の深田久弥が皇海山を「原始的自然美を保っている山域」と表現しているが…後半はどうだろうか。

笹藪はすぐに現れました。
でも、踏み跡はしっかりしているので迷う心配はないと思います。
倒木トラップも少ないので、気をつけてさえ居れば、血だらけになる確率も少ないかな。

藪の中、顔だけ出ている山友さん。
私は半袖なので、バンザイstyleで進みます。

青ベースの道標は初めてだ。これは目立たないっ!

この矢印を見たら、六林班峠は近いです。

六林班峠。
ここから分岐を曲がり、庚申山荘方面へ。

ここは笹が低く、目印も多いので通り過ぎてしまう心配は無いと思います。

このルート、高度の上げ下げは少ないが、山の斜面を横に移動するので距離は長くなる。
ひたすらに…ひたすらに笹のトラバースな印象です。

地図上の水場マークは1ヶ所だが、実際は幾つもの沢が点在しています。
ちなみに、地図上の水マークは1番枯れそうに無い沢につけられていました。

ジャコウソウか?

このルートは、ただただ、長い笹道を進むので、ほんの小さな変化を楽しめる人でないと辛いと思います。
本当に、ただただ長いんだ。

レアな長四角。

最近の道標は反射材仕様でありがたいね。

本日の集計です。

皇海山を下る際に山友さんから「膝に違和感が…」と言わた時は、どうなるかと思いました。
なんたって1番遠い場所での告白ですもんね。
最悪、荷物を棄てて背負ってでも下山の考えもよぎりましたが…なんとか無事に帰って来れました❗
行き6時間、帰り8時間で、合計14時間。
何気にコースタイムで帰って来れたのは、山友さんが頑張ってくれたからかな。
これも楽しい思い出。また一緒に登りましょう!