西九州大学の看護科の学生たちが私の家に実習に来てくれました。学生たちは積極的に質問してくれたので、とても好感を持てました。以前、クラス全員から質問を受けた時は、本当に嬉しかったです。

今回の学生たちも、ALSや在宅生活について多くの質問をしてくれました。彼女らがALSをどのようにイメージしているかはわかりませんが、「こんなALS患者もいるよ」という感じで、私の日常生活の一部を見せました。そして、アクティブな私の日常生活を示すことができました。

私のALS生活は、全てチャレンジとトライで道を切り開いてきたものです。
例えば、声が出なくても普通に会話をする方法、足を使ってパソコンを操作し、Excelを使いこなして経済的に自立している姿、人工呼吸器を自由に外すところ、家族と同じ食事を口から楽しんでいるところなどを見てもらいました。

とにかく、生活を楽しむ様子など、私たちが日常的に行っている工夫を見せました。さらに、食事介助の体験を通して、学生たちに深い介助技術を体験してもらい、ベッドから車椅子への簡単な移乗法も見せました。

体の自由は奪われましたが、プライベートアシスタントのおかげで不自由なく自分らしい生活を送ることができています。この実習を通して、学生たちにはALSのマイナスイメージを壊し、ALSでも自分らしい生活ができるんだということを感じてもらえたと思います。

この経験が彼女らの将来の看護のあり方に何か新しい視点を加えることができたなら、これ以上の喜びはありません。頑張ってほしいです!

 

 



自己紹介

ALS生活30年の会社経営者です。皆さんからゲンゾウさんと呼ばれています。
ALS患者の在宅の楽しさや、困らない生き方など書いています。書籍は下のURLをクリック。フォロー、お待ちしています!

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