今日は驚きました。何を驚いたのかというと、私のケアに入って2カ月も経っていない平成生まれの訪問看護師さんが、呼吸器をつけたALS患者である私と何の問題もなくコミュニケーションが取れようになっていたのです。

私は彼女とコミュニケーションを取りながら、途中から嬉しくてニコニコ笑顔になっていました。側にいた私のPA兼ヘルパーさんも感心しながら、私と彼女の会話を聞いていました。本当に凄いことです。

どんな会話をしたのかというと、私が彼女に「最近、痰が少なくて、カフアシストをしても痰が出てこなかった。それで昨日の夕方、人工鼻をPA兼ヘルパーさんに見てもらった。そしたら人工鼻が濡れていなかった。それですぐ人工鼻を交換してもらった。そしたら、夜から、普段通り痰が出てくるようになった。だから、明後日は人工鼻は交換しなくていいから。」という長い話しを全て彼女が、私の口文字に対応してくれたのです。

本当に驚きました。実は、控えめだった彼女が、私の一言でガラリと変わった瞬間を私は知っているのです。だから、彼女の成長が嬉しくてたまらないのです。初めて訪問看護師にチャレンジして、私が初めての患者だそうです。私がALSを発症した時、彼女は2歳だったそうです。