僕がヘルパーさんのお世話になっているのは、僕のためだけではありません。もちろん僕のためでもありますが、それ以上に妻のためです。当時の妻は日々の生活の中で、多くの責任とストレスに直面していました。その中で、僕の介護はさらに妻の肩に重荷を加えてしまいました。
妻の介護負担(身体的負担・精神的負担・時間的負担)を安定かつ継続的に軽くするため、ヘルパーさんの支援は不可欠なのです。ヘルパーさんは、僕の身の回りの世話はもちろん、妻の支えとなるためにも入ってきます。僕達夫婦は、共にヘルパーさんを歓迎し、彼女らが我が家の一員として成長できるよう支援しましたし、これからも支援します。これが我が家のスタイルです。
特に妻は、ヘルパーさんの成長に注力しています。妻は自分の代わりになる人を育てるつもりで関わり、自分がいなくても安心して任せられるまで丁寧に教えます。その結果、妻とヘルパーさん達との間には強い絆が築かれています。僕よりも妻の方が彼女らとの関係が深いですね。
彼女らの間には信頼と尊敬が根付いており、それは家庭全体にポジティブな影響を与えています。僕はそれを見て、心から嬉しく思います。なぜなら、妻が明るく、リラックスしていると、家の中全体が温かい雰囲気に包まれますから。
そして、その幸せが波及して、僕の在宅生活もより安定し、充実したものになっています。やはり、在宅生活を安定かつ継続させようと思うなら、家族の介護負担を安定して軽くすることが重要です。この一点に尽きます。
僕のことを考えるのは、その後でいいのです。そうすることで、家族は精神的な余裕を持ち、僕のことをより大切にしてくれます。いや、それだけでなく、みんながお互いをより大切にし、支え合うようになります。そうなると、我々は皆で明るい未来について語り合うことができます。
共に支え合うことで、僕たちは何にも代えがたい絆を深めています。これは僕の考えだけでなく、実体験に基づくものです。家族が協力し合い、互いを尊重することで、僕たちは共に成長し、幸せな日々を過ごしています。