「ALS」多くの人がこの病名を聞くと、想像するのは苦しさや困難ばかり。確かに、ALSという病は厳しさを持って僕たちの日常を襲います。しかし、つらさだけではありません。

もし、この病気が僕にもたらしてくれるものがつらさだけだったなら、僕はとっくに勝負を放棄していたでしょう。しかし、僕はALSという障害を通して、その日々の中で、僕は新たな出会いを得ました。それは、人々の温かさや優しさ、深い共感や思いやりに満ちたものでした。

重度障害になって得たのは、人生をじっくりと見つめ直す時間でした。その時間の中で、僕は第二の人生のスタートラインに立つ決意を固めました。そして、生活環境を整え、これから何ができるのか、どう生きたいのかを真剣に考えるようになりました。

それにより、僕の人生に新しい目的が生まれました。その目的に向かい、「生きる意味を見つけ、その生き様を子供たちに見せてやる」という強い志を持つようになりました。
                              
結論として、僕が言いたいのは、ALSという病気は、苦しさや困難ばかりだけではない、ということです。この病気を通して、僕たちは新しい価値や生きがいを発見することができるのです。