――人工呼吸器をつけているのに なぜ食べられるのか?と聞かれた。

★答える前に、昨日、どうしても、メンチカツとコロッケを食べたかった(笑)。 写真はメンチカツとコロッケの他に、明太子おにぎり、煮麺、サラダ、バナナ、茶碗蒸し。最近はこれでも足らないくらい食欲がある。


では、なぜ食べられるのか?答えます。 答えは過激です。

1.ALSだから食べられる。
もし、ほかの理由で人工呼吸器をつけていたら食べていないと思う。
ALSは、支援サービスが充実しているので、食べる支援サービスも沢山使える。

もし支援サービスがなかったら食べられない。
そんなことを考えると、やはりALSだから食べられると思う。

2.僕の人工呼吸器が延命処置ではないから食べられる。
延命処置ではなく、生活目的の人工呼吸器だから、メンチカツやコロッケや明太子おにぎりが食べられる。食生活を日々楽しめる。

3.喉頭全摘術(食べられる手術)を選んだから食べられる。
もし、あの時、普通の気管切開を選んでいたら食べていないかも知れない。
喉頭全摘術は1番食べやすいと言われる通り、障害物がないので何でもガッツリ食べられる。

4.ほんのチョットだけ 知恵があったから食べられる。
飲み込みが悪くなって、むせ始めた時、とにかく、来る日も来る日も食べる方法を朝から晩まで考えていた。夢にも出ていた。

そして、閃いたら、すぐ試して、工夫をして、うまく行かないことでも良い部分を残し。
また1から、頭を柔軟にして考えた。
そしてとりあえず、喉を通過させる食べ方を発見した。
それからは、もっと簡単に食べられる食べ方を追求し続けている。

食べる事から学んだことは、理屈ではなく感覚が重要だ!ということ。

以上。

人工呼吸器をつけたら食べられない。
人工呼吸器をつけたら寝たきり状態になる。
2つとも先入観です。

先入観はあらゆる可能性を潰すので、僕は疑うことからスタートする。

写真は、お腹いっぱい食べたあと、
人工呼吸器を外して呼吸トレーニング
顔面筋トレ!をしている所。