25年前にALSを発症、現在は再起しています。

ALSは難しい病ですが、僕が応援している人は、呼吸器をつけて復帰を目指す患者と、その家族と支援者です。

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災害時における危険度や切迫性は 避難準備(高齢者等避難開始)→避難勧告→避難指示(緊急)の順に高くなる。 

やはり避難指示が出る頃には出来るだけ安全な場所に居たい。

そこで僕の問題は いつでもその安全な場所へ移動する手段だ。 もちろん車で移動するけど災害時に いつでも介護タクシーが来てくれるわけではない。
 
僕の場合 座席が低い普通車は乗れるけど 座席が高いワゴン車に乗ったことがない。 

それで『ワゴン車にチョット乗ってみたいなぁ』と思った。 僕は『チャレンジしよう!』思ったら 行動を起こす性分だ!

そこで『夕食まで時間がある よし乗ってみよう』と思って PAのNさんに こんな訳で乗りたい。 乗ってみようと話した。

しかし僕の提案に少し消極的だった。

僕は簡単に乗れる自信があった!

でも こういうチャレンジは 3人の気持ちが『やってみようか』と1つにならなければいけない。

 
こんな時でも僕の考えは一貫している。

そもそも 世の中には100%安全なんてない!

また リスク0ゼロなんて事もない!

私達はそれによって得るものと まっ これくらいならいいか!と思える間の中で バランスを取りながら生きている。

その中で 得るものに対して 出来るだけリスクを減らす努力をするのが人だと考えている。

だから単に危ないという理由だけでは『わかった』という話しにはならない。
というのが僕の考え。

 
それで僕はPAにこう言った。

『どうすれば乗れるか! 乗れる方法を考えよう!』と。
※得るものとリスクを減らす提案。

そしたら『そうですね!』って。

僕『まず地面と車の座席の高さを測ってきて』と指示。

Nさん『シミュレーションするんですね』と言って出て行った。

 
そして戻ってきた姿を見て 大笑い。
エプロンに座席の高さの所にガムテープでペタッと貼って
『ここですよ~ ここッ!』って。

いいね~

 
ここからは3人で こうしよう! いやこうしたほうがいいです そうだね!とワゴン車に乗るシミュレーションと 降りるシミュレーション。

 
そのシミュレーションの中で『このやり方は普段も取り入れましょう』と 新たな発見もあった。

この頃になると 3人の気持ちが『やってみようか!』と1つになっていた。

 
そして いよいよ体だけワゴン車に乗る初チャレンジだ!

結果はシミュレーション通り 一発で乗れた!

やったぜッ!!! 
3人で成功を喜んだ!!


Nさん『私達 やれば出来る子なんです ネッ♪(^O^)あはははっ』と3人で褒め合った!

 
その時 会社のスタッフが来たので『ヨシ! このままドライブに行こう』という流れになり スタッフの運転でドライブ。

ドライブ中は『ワゴン車にも乗れるので どこへでも行けるね♪』という話で大盛り上がり。

 
人工呼吸器と吸引器は 車のシガライターにインバータを差し込むと電源の問題は解決するし 同時に充電もする。


またコンパクト電源に充電する事も出来る。

こんな災害時の対策もドライブ中に考えた。

 
その後 ドライブから帰って夕食。


美味しい夕食を食べながら このチャレンジの話で大盛り上がり。


 
また僕達は可能性を広げました!


 

 

 

 

 

多くの方達に読まれている書籍です。『バイブル』と言う方もいます

20年以上の実践経験を積み上げて来て、『ALSから再起する方法はこれしかない!』と結論を引き出した。

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