振り返ると 当時僕は 何が何でもALSを乗り越えて欲しいと思っていました。
そんな僕の思いが通じたのか!
洋平さんから、突然「体が動くうちに会いたい」と連絡があったのです。
この連絡を受けた時、少し嬉し涙が出ました。
「これで、やっと文字では伝わらない事が伝えられる」と思ったら、嬉しくなったのです。
僕が伝えたいことは「これはこうして、あれはこうして」という事ではありません。 こんな事はいつでも伝えられます。
それより、僕が何不自由なく過ごしている空気感や生活環境、僕や妻やPA(パーソナルアシスタント)さん達の余裕の表情、妻とPAさんの気さくな関係、そして何でも自由に言える雰囲気、それぞれの距離感、病人扱いしない関わり方、それぞれの笑顔、僕も努力している姿、PAさんの能力等々。「百聞は一見にしかず」と言います。
僕達は ALSを乗り越えてもらうために、乗り越えた暮らしを見て感じ欲しかったのです。
なぜなら、見て脳裏に焼き付ける事によって、乗り越えた時をイメージ出来るようになると思うのです。
あの時は、そういう事を全部見せられたと思います。
そういえばPAのKさんが、洋平さんと五月さんの会話を聞いて「玄三さんと由美子さんの会話を聞いているみたい」と笑っていましたね。
そしてこんな感じのまま 7人で食卓を囲んで 色んな話しで盛り上がったことを思い出します。
繰り返しになりますが
この時 僕達が教えた事は!
★ALSを乗り越えた 僕達の空気感
★僕と妻とPA(パーソナルアシスタント)の距離感(重要)
★明るい雰囲気
を感じ取ってもらいながら 最短の乗り越え方を教えましたが
それをご家族で成し遂げたから凄いです!
僕は心から こんなご家族が もっともっと増えて欲しいと思っています。
ズバリ!
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ALSでも自分らしい生活を手に入れてください
ありがとうございます!!
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