ソウルでのミッションはとりあえず無事完了しました。
いただいたテーマは「コミュニティケアの未来:在宅医療とソーシャルインクルージョン」。

在宅医療の制度面や実際の運営については山中先生がお話くださったので、私からは医学モデルから生活モデルへのシフトを中心とした在宅医療のコンセプトと、医療と介護の連携を超えた「ケアするコミュニティ」づくりの事例についてお話をさせていただきました。


生活モデルの事例としては、先日、講演をご一緒させていただいた中野さん。ALSとともに生活を続けて25年。「支えられる人」ではなく、自ら生活を楽しみ、仕事をしながら社会に参加し、社会に貢献し続けていらっしゃいます。人工呼吸器をつけた中野さんがビールを飲んでいる写真には会場内の先生方から驚きの声が上がりました。

あるリハビリ専門医は、ALSで人工呼吸器をつけても予後があまりよくない、まして気管食道分離手術など経験もない、というご意見をいただきました。
日本では中野さんのみならず、人工呼吸器とともに日常生活や仕事を続けている人も少なくないこと、気管食道分離手術も徐々に広がってきていることなどをお伝えしました。

あおいけあ、DAYS!BLG、銀木犀など、認知症の人が主体的に生活を続け、コミュニティの一員として機能し続けていることも写真とともにご紹介しました。
超高齢社会が「支えられる人」の一方的な増加ではないこと、「支え合える」社会こそが、生きがいと役割、居場所を考える上で目指すべきコミュニティの姿ではないか、ということをお話させていただきました。

日本では、医療と介護の連携までは胸を張れるレベルに実践ができてきていると思います。
次はその先へ。
世界の先行モデルを目指して、ここからみんなで頑張っていきたいです。

 

 

そうなのです!

日本では分離手術をして食べる人が増えてきました

そして病人から生活者へシフトして 社会復帰する人が増えてきました

そういう意味では 日本は世界を牽引しています

 

ただ その一方で 日本国内で二極化が加速しています

病人として生きている人と

生活者としてやりたいことをやって 自分らしい生活をしている人の差が広がっています

 

今回 世界で活躍されている佐々木先生が

生活モデルの事例として僕の事を紹介されましたが

僕自身は 全然大したことをした意識はないのです

 

ただ深く考えて 自分の考えを貫いただけなのです

『生活者として生活をする』という考えを貫いただけなのです

そこには ほかの人の考えは微塵も入っていません

 

今 情報収集病に冒されている人が蔓延しています

 

危険です