先週、深夜の就寝直前に、突然、不整脈が起こりました! 

初めてではないので「すぐ治るだろう」と思って、妻には黙って眠る体制を整えてもらいました。

ところが、なかなか治らないのです。

こういう時に自由に体が動けば、何とか気を紛らわすことが出来るでしょうが、
ALSで動かない体に不整脈はこたえますね!

気を紛らわそうとしても、シーンと静まり返った真っ暗な部屋では難しいです!
心臓の不規則な鼓動だけに気が行くのです。

それが次第に「気持ち悪いや不安」を通り越して、少し「恐怖」に。

そして脈が飛ぶ度に「また来た」と思いながら、次に脈が飛ぶのを待っているのです。
「もう眠れないな」と思いながらも「正常に戻ってくれ」と願うばかりでした。

それにしても、こんなに長く続く不整脈は初めてだったので、不安と恐怖の中で治るのを待つだけ。

それからどれくらい時間が経ったのでしょう?
「もうダメだ」と思った瞬間に、呼吸器のアラームを「ピッ」と鳴らして妻を起こしていました。
いつも誰かを呼ぶ時や、用事がある時に「ねぇ、ねぇ」のコミュニケーションに「ピッ」と鳴らします。

この時も妻はすぐ起きて来ました。
そして僕のアイマスクを外し、暗い部屋の中で「寒いの?」
僕は「NO」の合図をすると、小さな電灯をつけて「なに?」
僕は目を閉じたまま口文字で「不整脈で眠れない」と言うと。
(口文字は口パクではないです。僕の口文字は目を閉じても通じます。)

妻は部屋を明るくして「いつから?」
僕「寝る前から」
「どうして言ってくれないの! どうする?」
この時、朝の5時でした。
僕「先生に電話をして「ここに居たほうがよいのか?」、大学病院に行ったほうが…」と話しをしている途中に。
「分かった」と返事をして、すぐ訪問診療の先生に電話していました。
そしたら「分かりました! すぐ行きます」とのこと。

僕は「有り難いなぁ」などと考えていたら、玄関のドアが開く音がしてヘルパーのNさんが来たのです。

そして僕の顔を見て安心したのか「もう私が心臓止まりそうだったよ」と言う、その姿はパジャマにコートを着た姿。
今、ベッドから飛び起きて、そのまま慌てて来てくれた様子が分かり「ありがとう」と言った時。

次に先生が来て「どうですか?」と尋ねながら、心電計を胸に当てている時、訪問看護の所長のKさんも来てくれました。

先生は僕の側で心電計のモニターを見ながら「なるほど、期外収縮(きがいしゅうしゅく)ですね!」「安心してください、最近ストレスとか…」などと尋ねながら、僕にモニターを見せながら、僕でも分かるよう丁寧に説明してくれました。

同時に、僕の質問にも丁寧に答えてもらったので、凄く安心出来るものがありました。

この安心感は、先ほどまでの恐怖とは大違い!!
「ほっ」としました。

その先生が帰る時「これ(心電計)買ったばかりですが、まさか最初にここで使うとは思いませんでした(^-^)」と爽やかに帰られました。

こんな時に、何でも話せる訪問診療の先生は心強いですね!

その後、みんなで話しをしていたら睡魔が。。。
安心したのでしょう。
それから爆睡していました。

その後、ヘルパーのKさんが来て、連絡ノートを見ながら僕に「朝ご飯は完食して不整脈? 変なビデオ見て興奮したでしょう(^O^)あはははっ」って大笑い。
僕「(^O^)アハハハッ」

そして次のヘルパーさんも「変なビデオ見て興奮しました?(^O^)はははっ」って大笑い。
僕は、どうして同じ事を言うのかなぁと思いながら「(^O^)アハハハッ」

どうもしばらく、これでイジられそうです。
まっ、これくらい笑い話にしてくれたほうが僕は好きです(^-^)。

不整脈は、ALSになる前の若い頃からあって、検査しても正常で、2年前の検査も正常。
そして年が明けたら、全身の検査をしてもらおうと思っていた所でした。

不整脈はしばらく続いていましたが、知らないうちに「スッキリ」治りました。

それで、何だかんだと言いながら心配しているヘルパーさん達に「もうスッキリ元気だよ」とメールを送ると。
「良かった、良かった♪(v^_^)v」とか。
「OKです、良かった(((o(*゚▽゚*)o)))♡ 病気はALSだけで充分ですよ~」という嬉しい返事。

そして今朝、訪問診療の先生にお礼の手紙を書いて渡しました。

という事で、先ずは報告でした(^-^)。
中野 玄三

 

 

 

 

 

 

■ 僕のような無名の電子書籍は、紹介を止めるとすぐに忘れられるので、今日もまた 中野玄三のGシリーズを紹介させてください。

 

1994年(平成6年)にALSを発病。

 ALSを乗り越える過程で次から次へと常識を覆して行く、それが話題になり現在も全国各地から訪問者が途切れない。
 そういう中で、東京の長田医師から書籍化を勧められ、復活して行く軌跡を書籍にしてシリーズ化にしました。

 

 僕が伝えたいことは「乗り越えて欲しい」ことです。それで具体的に、乗り越えて行くプロセスと乗り越えた生活とは、どんな生活になるのか?を患者の目線で実際の生活を書いています。

 

 このGシリーズを通して「こんなALS患者もいるんだ」「呼吸器をつけても、こんな生活が出来るんだ」という事を知ってもらえたら最高の喜びです。

電子書籍は、無料アプリをダウンロードすると、パソコン・スマホで今すぐ読めます。 

すでにGシリーズをご存じの方、引き続き応援よろしくお願いします!

 

 

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