本日、大谷翔平がやってくれた!

 

悪夢の14連敗、突然のジョー・マドン監督解任と

揺れ動くロサンゼルス・エンジェルス。

 

その間、レンドーンが故障者リスト入り。

絶好調のウォードも右太ももの怪我で欠場。

おまけに最強スラッガーのトラウトまで股関節の違和感でベンチ。

 

これじゃあ、昨年のエンジェルスと一緒じゃないかい!?

トラウト、レンドーンが開幕早々に故障して、

投打ともに大谷だけのワンマンチームと化していたもん。

辛うじて、ウォルシュが奮闘してくれたけどね。

 

チーム状況は、まるで昨年のあのころを彷彿させる布陣となってしまった。

この大ピンチに、8日、ある男がロサンゼルスへ飛んだ。

大川昇カメラマンだ。

 

居ても立ってもいられないのは、全国…いや全世界の大谷ファン、

エンジェルスファン共通の思いなのだろうが、

そこで実際にロスまで行ってしまうのが大川クンなのだ。

 

いよっ、男だねえ!

 

              ■撮影/大川 昇

 

そして、本日4日(現地時間3日)、泥沼連敗ストップをかけた

レッドソックス戦で大谷翔平が投手兼2番DHで先発スタート。

 

初回から気合入りまくり。

直球は今季最速101マイルを記録し、

最近不調だったスプリットも決まりはじめる。

 

ところが、どっこい!

 

〝トンパチ”ジョー・アデルが痛恨の走塁ミス。

‟堅守の捕手”スタッシーまでパスボール。

おかげで、5回表まんまと犠飛で先取点を奪われてしまった。

イヤ~な空気が流れ出す……。

 

ところが、またどっこい!

 

その裏、ランナーを1塁において、

大谷が左中間に2ランホームラン(第12号)を叩き込んだ。

 

総立ちのエンゼルスタジアム。

私もテレビの前でバンザイ\(^o^)/

 

「スゴイ! インクレディブル!」

 

現地実況アナも絶叫だった。

これぞ、唯一無二の二刀流スターの真骨頂なのだ。

 

「やったぜ!」と大川クンにメールを送ると、

「最高すぎる!」とすぐに返信があった。

 

               ■撮影/大川 昇

 

彼はいつもの指定席である3塁側のエンジェルスベンチの

上あたりの客席で観戦していたようだ。

 

さらに、6回裏、"意外性の男”ベラスケスが

セットアッパーの澤村拓一から殊勲の3ランホームラン。

 

結局、大谷は7回で100球を投げ、奪三振6、失点1の大熱投で4勝目。

5‐2で久しぶりの勝利のハイタッチとあいなったエンジェルス。

 

さらに、おまけがある。

球団ワーストの14連敗をストップさせた立役者は紛れもなく大谷。

それでいながらウイニングボールは、

初勝利のネビン監督代行に大谷がプレゼントしたという。

 

人間できてるよなあ。

これが本当のスーパースターの振舞いだよなあ。

 

それにしても、日本とアメリカにいながらにして、

リアルタイムでメジャーリーグを観戦しつつ、

メールをやり取りしたり写真を送ってもらったり。

 

スゴイ、インクレディブルな時代になったものだよね!