1991年に開催された第1回大会から29回目にして

初の海外開幕戦(7・6米国ダラス)を経て、

一気に日本武道館3連戦へとなだれ込んだ

今年の『G1 CLIMAX29』(真夏のライオンキングダム)。

 

 

8月12日、札止め(1万2014人)の大観衆を動員した

日本武道館大会で大団円を迎えた。

 

Aブロックからは、同点首位(14点)ながら最終公式戦で

絶対王者オカダ・カズチカを下した飯伏幸太が2年連続で優勝戦へ。

 

 

一方、大混戦のBブロックを勝ち上がったのは、

8・11武道館の最終公式戦メインで内藤哲也を破ったジェイ・ホワイト

 

 

どちらが勝っても初優勝。

ただし、11日の内藤戦後、飯伏をリングに呼び込んだジェイが

初戦で飯伏が負傷した左足(左足首三角靭帯損傷)をパイプイスでメッタ打ちの暴挙へ。

 

決戦を前に、明らかに飯伏不利は否めない状況と化していた。

実際に、いざ決戦のゴングが鳴ると、飯伏の左足はそうとうにキツそう。

軸足の踏ん張りが利かないから蹴りにもいつものキレがないし、

特異の空中戦も変幻自在に多用できない。

 

うーむ、まさに”片翼の天使”状態。

それでも、昨年の準優勝から肌で感じ取った思いが飯伏を支えた。

 

逃げない、負けない、あきらめない、二度と同じあやまちは繰り返さない

 

その強い覚悟が3連発のカミゴェとなって、

憎らしいほどに強いジェイをついに沈めた。

 

5度目の挑戦にして、ついに頂点へ。

しかも、新日所属として『G1』を獲った意義はとてつもなく大きい。

 

みんなで新日本プロレスを、プロレス界を盛り上げて行くぞー!!

これから新日本プロレスは新しい時代に進みます。

みんな、一緒についてきてください!

 

 

昨年の優勝戦後、棚橋に覚悟を問われた飯伏。

「あとは、もう気持ちひとつ」とラストメッセージを送られた。

 

飯伏はそれに真正面から答えを返したのだ。

この『G1』で神(棚橋)を超え、絶対王者(オカダ)から白星をもぎ取った。

あとはもう……東京ドームへ向けて突っ走るのみだ。

 

さて、今年の『G1』では例年以上に名勝負が続出した。

とくに目についたのは初エントリー組の大活躍。

 

ウィル・オスプレイ

KENTA(※なんと最終戦で柴田を裏切ってBULLET CLUB入り)

ジョン・モクスリー

ジェフ・コブ

タイチ

鷹木信悟

 

この6選手の奮戦が『G1』をより新鮮に、かつ大いに盛り上げてくれた。

 

私見でいくと、数あるベストマッチの中から私が選出したのは

8・8横浜文化体育館のあの試合。

 

さらに、MVP及び『G1』三賞を贈呈したい男は、

この4選手に絞られる。

 

 

1年越しの飯伏幸太の大河ドラマ。

さらに、独断で選定させてもらった『G1』ベストバウト&三賞は

例によって新日本プロレスオフィシャルスマホサイトの総括レポートにて。

 

『号外!“GK”金沢克彦の新日本プロレス通信』!

「令和元年8月12日。孤高の天才レスラーが新日本所属として、

ついに頂点に立った記念日」『G1』を大総括!!

https://www.njpw.co.jp/212419

 

今年の『G1』のMVP、ベストバウト、

また『G1』三賞などは、ファンのみなさんそれぞれのなかにあることでしょう。

 

どれが正解などという、答えはありません。

みなさんの心にもっとも響いた試合がベストバウトで、

あなたのハートを鷲づかみにした選手こそがMVP。

 

だから、もしかしたらそれは柴田勝頼かもしれないし、

それでも大いに頷けるのがプロレスという闘いの世界なのだと思いますよ。

 

                                             ●写真提供/新日本プロレス

といわけで、まさかまさかの1枚で幕。

優勝直後の飯伏幸太とガッチリ魂の握手!