週刊プロレスでお馴染みのベースボール・マガジン社より、
新日本プロレス旗揚げ50周年記念シリーズ①として、
『新日本プロレス90年代編 闘魂三銃士と、その時代』
と題した永久保存版ムックが本日発売された。
新日本における90年代といえば、ドームプロレス全盛期にあたり、
武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也の闘魂三銃士が時代の中心に躍り出ている。
馳浩＆佐々木健介、獣神サンダー・ライガー、越中詩郎（平成維震軍）ら
スター選手も数多く輩出し、長州＆藤波の両巨頭も健在だった。
リング上のムーブメントに目をやると、
空前のnwoブーム、
世界最高峰と称されたジュニアの闘い、
革新的なＧ１クライマックスの大成功と、
その大躍進のファクターはいくつか挙げらる。
それを一冊にまとめたのが、当ムックという感じだろう。
今回、ワタクシ金沢も執筆のオファーを受けて、
作品を２本寄稿させてもらった。
「1999年の‟１・４事変”橋本vs小川 ６分58秒の衝撃」
と題したドキュメンタリー原稿。
G１クライマックス特集 SPECIAL REPORTとして
「第１回大会はなぜ成功したのか？ G１の源流」を記した。
GK（ゴング金沢）と呼ばれる私が週プロ系のムックに
寄稿することに違和感を憶える人もいるかもしれない。
だけど、過去に何度か寄稿しているのであーる。
週刊ファイト記者時代にはペンネームで、
週プロ本紙に一度、増刊号に二度コラムを寄稿したことがある。
2005年末にゴングを去ってからは、
週プロ増刊ムックに二度寄稿している。
とはいえ、今回は11年ぶりくらいのオファー、執筆となる。
しかも、オファーをくれた編集責任者は、
かつてゴング、週プロの新日本担当記者として７年ほど、
さらに両誌編集長として３年ほど時代が被っていた佐藤正行氏。
そう、通称‟サトヘン”である。
私からすると、同じ青学大の４年後輩でもある彼に対し、
ずうっと「佐藤クン」という感覚できていたのだが、
今回初めて仕事で関わってみて、「クン」が消えた（笑）。
おっ、立派に編集者ではないか!?
そう思ったしだい。
ま、年齢、キャリア的に当たり前のことなんだけど。
それはともかく、彼が「金沢さんらしく自由に書いてください」と
言ってくれたので、「ひとりゴング」のつもりで書かせてもらったのだ。
まあ、読んでみてください。
今回のムックは、90年代の黄金期を知るマニアにとっても、
新規の新日本プロレスファンにとっても貴重な一冊となるはず。
【内容】
闘魂三銃士と、その時代
PROLOGUE
90年代新日本プロレスとは何か?
COVER COLUMN
溜めの力学」と闘魂三銃士
Uの灯消した10·9伝説
SPECIAL INTERVIEW
武藤敬司
「あの試合は猪木さんに怒られたんだよ」
SPECIAL REPORT
新日本vsUィンター「全面戦争」回顧録
10.9PLAY BACK
nWoムーブメントとは何か?
SPECIAL INTERVIEW
蝶野正洋
「nWoで見た夢」
SPECIAL REPORT
新日本を黒く染めた1997年のnWo
フロント・関係者が語るnWoの周辺
1999年の"1・4事変"
DOCUMENTARY
橋本vs小川
6分58秒の衝撃
橋本vs小川シングル全5戦を振り返る
G1クライマックス、灼熱の記憶
SPECIAL REPORT
第1回大会はなぜ大爆発したのか? G1の源流
G1ヒストリー
"平成の仕掛け人"永島勝司氏が話るアントニオ猪木と長州力
橋本真也のV9ロード
ハセケンの青春物語
SPECIAL INTERVIEW
佐々木健介
「馳がそこにいたから-」
ハセケンの歩み
90年代ジュニアの季節
SPECIAL INTERVIEW
獣神サンダー・ライガー
「みんなのジュニア、という信念」
SPECIAL COLUMN
新日本ジュニア若者たちの主張
スーバージュニアの軌跡
第1回SUPER J-CUP
反骨の魂 90年代ユニット列伝
CLOSE-UP
そうはいかない! 平成維震軍の7年間
ユニット図鑑
ヤングライオン 谷底からの咆晦
西村修が語る 平成新日本道場論
90's新日本プロレスクロニクル
THE SCENE
百花綿乱! 忘れじの外国人列伝
90年代必殺技セレクション
90年代所属選手名鑑
1990-1999新日本プロレス年表
- 出版社 : ベースボール・マガジン社 (2022/4/11)
- 発売日 : 2022/4/1１
- 雑誌 : 97ページ（オールカラー）
- 定価：1420円（税込）