新日本プロレスでは大会場でのビッグマッチがつづき、
ワタクシ金沢のオフィシャルスマホサイトでの連載も忙しい。
今回は、2月27&28日に開催された大阪城ホール2連戦の総括。
初日のメインではオカダ・カズチカとEVILが因縁の一騎打ち。
「すべては昨年の『NEW JAPAN CUP』決勝戦で
EVILに敗れたことからはじまった」
そうオカダが言うとおり、場所も同じ7・11大阪城ホールで
BULLET CLUB乱入というサプライズも借りてEVILが勝利。
ロス・インゴを離脱したEVILが翌12日、内藤哲也の2冠王座まで強奪した。
ここから、新日本マットの磁場が狂いはじめた感がある。
同時に、オカダもタイトル戦線から長く離れてしまった。
そのすべてを晴らすためにEVILとの決着戦に臨んだオカダは、
レインメーカーでEVILを下し、IWGP戦線への返り咲きを宣言した。
翌28日は、注目カードが目白押し。
まず、NEVER無差別級王者の棚橋弘至に挑んだのが、
棚橋ストーカーと化したグレート‐O‐カーン。
これが1・4東京ドームをはるかに上まわる熱戦となったが、
棚橋が回転十字固めでⅤ1に成功し、自身にとってのNEVERの新機軸を打ち出した。
セミでは、高橋ヒロムの左大胸筋断裂によるベルト返上に伴い、
エル・ファンタズモ、BUSHI、エル・デスペラードによる3WAYで、
IWGPジュニアヘビー級王者決定戦が行なわれた。
あまりに目まぐるしい攻防を制したのは、
いまイチバン勢いのあるデスペラード。
これにて、デスぺはIWGPジュニア2冠王となった。
●写真提供/新日本プロレス
メインイベントは2冠王者の飯伏幸太が保持するインターコンチネンタル選手権。
挑戦者の内藤哲也とは、戦前から舌戦によるイデオロギー闘争が展開されていた。
「IWGPヘビー、インターコンチの価値を守ってベルトを統一したい」
「IWGPの名前をなくさないために、インターコンチのベルトを獲る」
内藤の厳しい左足攻めに大苦戦しながらも、
王者の飯伏がカミゴェでインターコンチを死守。
その2冠王者への挑戦を表明したのが、ジュニア2冠王となったデスペラード。
結果は、ご存知のとおり、3・4日本武道館で飯伏が2冠を防衛。
これをもって、初代”IWGP世界ヘビー級王者”に認定されている。
いま、この2冠統一をめぐってSNSが大炎上している。
●写真提供/新日本プロレス
そこはまた、次の機会に書くことになると思う。
今回は、ひとまずオカダ、飯伏、内藤と三者三様の
2冠王座への思い、統一に関する見解に関して総括している。
IWGPの歴史が変わろうとする前夜……
その大阪城ホール2連戦の総括をぜひ読んでおいてもらいたい。
よろしくね!
『号外!“GK”金沢克彦の新日本プロレス通信』!
今回は「二冠統一をめぐる飯伏vs内藤戦、デスペラード初戴冠、オカダの主張…、
怒涛の大阪城2連戦を大総括!!」