鈴木みのるOfficial Photo Siteがリニューアルされた。
そのタイミングで1年半ぶりにコラム(第8回目)を寄稿させてもらった。
タイトルは、ずばり『下剋上』である。
本日開幕となる新日本プロレス『G1 CLIMAX30』のAブロックに
同じくエントリーされたのが鈴木軍の鈴木みのるとタイチ。
両者の公式戦が行なわれるのは開幕3日目となる
9・23札幌(北海きたえーる)大会。
A、B両ブロックの全公式戦のなかで、
早くも最注目カードといわれている。
というのも、9・11後楽園ホール大会の8人タッグマッチ(本隊vs鈴木軍)終了後、
鈴木とタイチが至近距離での睨み合いから互いの喉元を激しく掴み合ったから。
予想を超える殺気だった空気にホールは騒然とした。
「タイチ、ブチ殺してやる!」
「殺す? やれるものならやってみろ、この野郎!」
試合後のコメントでも両者は引かなかった。
この怖すぎる顔は昨年6月の後楽園ホール、バックステージで撮影したもの。
そう、『G1』参加メンバー発表でエントリーから漏れた鈴木の怒りが爆発した瞬間だ。
一方、タイチはボスを差し置いて『G1』初出場。
公式戦で、内藤、後藤、石井、ジュースから白星をゲットする活躍をみせた。
両者による一騎打ちは、約4年ぶり2度目となる。
2016年12月30日、新木場大会で行なわれた『TAKA&タイチ興行』での対戦以来。
当時、約2年にわたりノアのリングを席捲した鈴木軍がノア撤退を表明。
ふたたび新日本マット再侵攻を誓い合った記念すべき大会だった。
結果は、25分45秒、鈴木がゴッチ式パイルドライバーでタイチを仕留めた。
この一戦を通じて、鈴木はタイチの成長を認め、
タイチはこの先もボスについていく覚悟を表明した。
あれから4年弱、鈴木軍がどういう闘いを展開してきたかは周知の通り。
鈴木は現NEVER無差別級王者、タイチはザックとの名コンビでIWGPタッグ王者。
さらに、デスペラード&金丸がIWGPジュニアタッグのベルトを巻いたばかり。
4年前の初シングルマッチでなにがあったのか?
いま現在に至るまでの鈴木とタイチの心情。
CHAOSでもロスインゴでもBULLET CLUBでもない。
鈴木軍は鈴木軍。
リーダーであり、ボスは鈴木みのるでなくてはならないのが宿命。
鈴木はタイチをねじ伏せなければならない。
一方、タイチが狙うのはボスを超える下剋上だ。
たんに『G1』公式戦の1試合では済まされない闘い。
鈴木軍の命運と、いちレスラーとしてのプライドを懸けた闘い。
そのあたりのドラマをコラムに記してみたので
是非、サイトをのぞいてみてちょーだい!
鈴木みのるOfficial Photo Site