youtubeチャンネル『永島オヤジの格闘チャンネル』の
昨日更新分にターザン山本氏が2回目の登場。
話題は、1990年代半ば~2000年代半ばの混乱期へ。
1996年3月、新日本プロレスは
週刊プロレス(以下、週プロ)への取材拒否を通達。
それに伴い、当時の編集長であったターザン氏は
7月に編集長辞任、さらに退社という結果に追い込まれた。
同時に勃発したのが、週刊プロレスvs週刊ゴングの雑誌戦争。
もともと取材拒否の引き金を引いたのが、
私による長州力インタビューだったことから、
それまで均衡状態を保っていた両誌の感情が
一気に爆発した格好でもあった。
それから5年後、週刊ゴング編集長となった私は、
ターザン氏をゴング誌面に招聘するカタチで連載コラム
『反・ゴング主義~アンチ・ゴングイズム~』をスタートさせる。
ちなみに、このタイトルは私が勝手に命名したもの(笑)。
ゴングにおけるターザンコラムは5年以上続いたが、
その集大成ともいうべき本がこの一冊。
2005年1月4日、新日本プロレス・東京ドーム大会増刊号。
当時、プロデューサーを務めていた私は、
ターザン氏をゴング‟1日編集長”に任命。
ゴング主力勢、スポーツ紙の第一線記者2名、ターザン編集長、
さらに吉田豪氏にも執筆依頼を行ない誌面を飾ってもらった。
また、この表紙に関しては写真も見出し&オビもすべてターザン氏に一任している。
この奇抜すぎるうえに、わずか30ページ(定価400円)の薄い本が予想以上に売れた。
今回、ターザン山本氏はその印象がイチバン強かったようなので、
本、雑誌等が山と積まれた仕事部屋からこの1冊を探し出したしだい。
団体とマスコミ、またマスコミ同士の因縁・ライバル関係、
こんなに熱く、ぶつかり合った時代があったことを再確認できると思う。
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