昨日(17日)、ケンドー・カシンが約束通り、都内の収録場所にやってきた。

YouTubeチャンネル『永島オヤジの格闘チャンネル』に出演するためであるが、

午後8時から生配信となる『オンラインサロン』で1時間、

さらに通常のYouTube収録で1時間…計2時間しっかりと喋りまくってくれた。

 

これって、かなり奇跡的な出来事というか、事件だと思う。

周知の通り、ここ数年は東スポ以外の媒体にはいっさい出ない男が、

紙(誌)面どころか、映像媒体で2時間も語るなんて前代未聞である。

 

しかも、カシンらしいコダワリもあり。

『オンラインサロン』のときは、例の‟クビかよ~。”と描かれた

Tシャツを着用していたのだが、YouTube収録になると変身。

 

マスクも変えて、着替えたTシャツには‟テドロス いい加減にしろよ”と描かれていた。

テドロスとは、なにかと世間を騒がせているWHO(世界保健機関)の事務局長のこと。

 

 

まあ、時流に敏感なカシンらしい主張でもある。

そうそう、上記マスクのサイドには、「おかえり」とも描いてあった(笑)。

 

打ち合わせの段階で、数年ぶりに対面した永島オヤジに

WJプロレスのことを訊ねまくっていたカシンは、

「よし、もう今日の話はWJ一色で行こう!」と張り切っている。

 

おいおい、それはもういいよ。

本当にWJの話をするの???

 

……と、思いきやカシンらしいシャレと毒舌を交えながらも、

真面目に私の聞きたいこと、視聴者の質問にも答えてくれた。

 

まず、昨年8月中旬~今年4月中旬まで務めていた

WWE(NXT)パフォーマンスセンターでのコーチとしての仕事について。

 

4月、コロナ禍による大量解雇の1人となってしまったわけだが、

その解雇通達がどういうカタチで伝えられたかも詳細に教えてくれた。

 

私が預かってきた2人の著名人からの

メッセージと質問にもキチンと答えてくれた。

 

1人は千葉県在住の藤田和之さん(自由業)で、

もう1人が米国フロリダ州オーランド在住の紫雷イオさん(NXT女子世界王者)。

 

視聴者からの質問にも、私や永島オヤジからの質問にも即座に答えるカシン。

「WWE、NXTの試合を観て、素晴らしいと思った選手はいますか?」

という質問に対してはこう答えたのが印象的。

 

紫雷イオさんですね。

金沢さんがよく、『イオは天才だ!』と言っていたんだけど、

本当に凄かった。

ポンポン飛ぶ選手はいくらでもいるけど、彼女は違う。

ここぞというときに完璧に飛んで決められる。

3メートル以上ある金網の上から飛んだときは本当に驚いた。

性格もマジメだし、ベルトを巻いて本当に良かったですね

 

また、「WWE(NXT)は本気で日本進出を計画していたのですか?」という問いには、

「本気でそれをやるつもりだったんじゃないですかね」と言ったうえでヒートアップ。

 

「もうオレは関係ないけど、NXTが日本に来るなら、

NXTワールドジャパン』という名称しかない。

略して、『NXTWJ』だな!

これは永島さんがプロデューサーになるしかない。

今こそ、WJを復活させるべきだ!」

 

これには、私も爆笑してしまった。

今後の活動に関しては、

「ノアに骨を埋めます!」と宣言。

 

うーむ、果たしてどこまで本気なのか?

インテリジェンスと毒舌とギャグと本音……

カシンの言葉の行間を読むのもまた楽しい作業となってくる。

 

とにもかくにも、2時間にわたり繰り広げられたカシンワールド。

ふだんはメール交換で済ますことが多いのだが、

こうして面と向かうとやはりカシンは一層面白い。

 

YouTubeのほうは、後日配信予定。

また、『オンラインサロン』入会希望の方は、

こちらにアクセスしてください。

https://nagashima-kakuto-ch.com/