ブログでの紹介が遅れてしまいましたが、

リハビリ中の片山明選手が念願の東京上陸。

 

1・5東京ドーム大会を観戦し、

バックステージでは多くの選手たちとの再会を楽しんだようです。

 

それでは片山通信……いやいや今回は片山明の旅日記、

聖地・水道橋凱旋編を掲載します。

 

以下、片山選手の原文ママ。

 

●ドーム観戦の計画~1月4日ホテル宿泊まで。

 

今回の東京ドーム観戦ツアーですが、ライガー選手が引退発表直後の頃、

カミさん京子の一言から始まりました。

 

「アンタこれから先東京に行く機会なんてきっと無いんだから、行ってみれば?」って。

 

「今ならまだ私の体力でも連れていけると思うから」と。

 

私自身、この怪我が治るまで、まさか東京に行く事になるなんて

思ってもみませんでした。

 

それから、宿泊ホテルの予約、観戦チケットの予約、エアチケットの予約と、

人三脚で準備を進めて行きました。

 

昨年11月には、京都の「焼肉巧真」まで、この怪我をして初めての新幹線移動。

 

京都往復は何事もなく成功し、ほんの少しだけ自信がつきましたが、

初の飛行機移動はやはり別、未知のハードルです。

 

調べてみると、空港から飛行機内への移動は、航空会社指定の専用車椅子に乗車。

 

飛行機内では一般シートへの移動ありと、飛行機関係だけでも、

往復で私を4回も担いで移乗させる必要があり、 

さすがに女性1人の人力では無理!

 

そんなところへ、カミさんと同じ介護施設で働く、現園長のMさんが、

快く東京往復ツアー同行のお手伝いを立候補してくれました。

 

因みにMさんは、ライガー選手の大ファンで、

想い出のベストマッチは、対サスケだそうです。

 

これで諸々一通りの準備は完了。

 

 あとは、当日まで私を含め3人の体調悪化と
天候悪化がない事をひたすら祈るばかり。

 

 ●1月4日出発。

 

願いがかなったのか?1月4日当日は快晴(^_^)

 

 

飛行機搭乗は、約30年ぶり。

飛行機の窓から遠くに富士山も見えました。

 

そういえば、私がこの怪我をする前は、

航空機内でCAさんが救命胴衣の実演説明をした直後に、

選手皆んなで拍手喝采するのが習わしでした(笑)。

 

今はCAさんの実演説明はないんですね。

 

今の飛行機の機種って、各座席上の液晶モニターが自動的に降りて、

救命胴衣の説明ムービーが流されるだけ。

 

もう浦島太郎状態です(笑)。

 

羽田空港に無事に着陸し、またビックリ!

 

リニューアルされた羽田空港は、ワイドショーで幾度と観ているので、

知ってはいましたが、私の記憶している羽田空港は微塵も残っていません。

 

ターミナルビルの1つ1つが、巨大な繁華街のようでした。
 

予約してあった車椅子積載仕様のレンタカーで、

宿泊先の東京ドームシティホテルに向け出発です。

 

首都高速を降りて、後楽園ホールが遠く正面に見えてくると、

気持ちが高まってきます。

 

 

後楽園ホールが近くなってくると、道路の両サイドには、

新日本プロレスのグッズを買い求めているのであろうお客様達が長蛇の列。

 

なんだこのプロレス熱は!

 

私の地元岡山では、プロレス自体全く知らないという若者が多々いるというのに…。

 

恐るべし街、水道橋。

 

ここから先は、プロレスへの興奮が途切れる事はありませんでした。

 

宿泊先の東京ドームシティホテルに到着すると、

ドーム観戦での宿泊であろうファンの方々ばかりでした。

 

ごひいきの選手のグッズや服を、見渡す限りほぼ全員の方々が

身にまとっていましたので(笑)。

 

ホテルの外の一般歩道にまで、マスクマンのコスプレした

ファンの方がチラホラ歩いてるし(笑)

 

 

因みに宿泊ルームは31F。

 

窓から見える眼下には、新日本プロレスのファンであろう多くの人がみえました。

 

 ●友人との再会。

 

4日もプロレス観戦したかったのですが、

どうしても会っておきたい方が1人。

 

俳優の赤塚真人さん。

 

私がプロレスラーを目指して上京し、恵比寿のガソリンスタンドに住み込みで

ルバイトしている時のお客様で、声をかけていただき知り合いました。

 

それからは良き兄貴のような存在で、私達の結婚の仲人も

快く引き受けてくれました。

 

プロレスラーデビューしてから、東京で大会がある時は、

幾度となく赤塚さんをプロレス観戦にご招待していたのですが、

赤塚さんが来場してくれる大会に限って、自分のマッチメークがありませんでした。

 

こんな事がずっと続き…

 

そして、

初めて生で私の試合を観ていただいたのが、例の飛んで、迷って、

トペコン自爆の事故。

 

も~、最悪です(笑)。

 

怪我後2回、岡山の実家と、転院した地元のリハビリ病院に

訪問していただいた事がありますが、それ以後は年賀状のやり取り程度。

 

昨年、私達が東京に行く事を伝えると、「明、絶対に会いに行くからなっ」と、
在住の茨城県から車を運転して、ホテルまでかけつけてくれました。

 

 

私の記憶が合っていれば、26年ぶり。

感動の再会。

2時間ほどホテルのラウンジでお互い熱く語り合って別れました。

 

●4日の夕食で。

 

夕食がまだだった私達一行3人は、スマホアプリのナビをたよりに、

ホテルからkmほど離れた路地裏のインドカレー店にIN

 

入店した時お客は私達3人だけでしたが、10分ほどすると2組、

6~7人のお客様が入店。

 

なんと全員4日のドーム観戦を終えたファンの方。

皆さんごひいきの選手のTシャツを身にまとっています(笑)。

 

因みに、隣の女性客2人は、ロスインゴの内藤選手が推しのようでした(笑)。

 

(つづく)