1・4&5東京ドーム大会の開催までカウントダウンに入った。
すなわち、獣神サンダー・ライガー引退までカウントダウンでもある。
1・4のカードは8人タッグマッチ。
獣神サンダー・ライガー&藤波辰爾&ザ・グレート・サスケ&タイガーマスク
vs佐野直喜&大谷晋二郎&高岩竜一&田口隆佑
ライガーいわく「ジュニアの歴史と勝負するカード」である。
1・5のカードはタッグマッチ。
獣神サンダー・ライガー&佐野直喜vs
高橋ヒロム&リュウ・リー(元ドラゴン・リー)
こちらは、「ジュニアの未来と闘う試合」となる。
2日間とも、対戦相手として、またパートナーとして
名を連ねているのが佐野直喜である。
今年3月、引退発表を行なって以来、
あらゆる媒体の取材を受けてきたライガーが
必ず最高のライバルとして名前を出したのが佐野。
また、自分のベストバウトとして挙げたのも「佐野さんとの試合」だった。
素顔時代のライガーにとって、ただ一人の同期であり、
平成元年4月、ライガーとして再デビューしてからも、
その眼前に仁王立ちした最高のライバルが佐野直喜だった。
ただし、両雄の名勝負数え唄は半年で一幕が下りてしまう。
1990年4月、佐野が新日本を退団しSWSに移籍してしまったからだ。
それから5年半、1995年の10・9東京ドームで両雄は再会。
その舞台は、新日本プロレスvsUWFインターナショナル全面戦争の対抗戦だった。
若手時代は抜きにして、ライガーvs佐野のシングル戦績は、
佐野の3勝1敗1分けという記録が残っている。
ただし、記録を超えた記憶こそが2人を永遠のライバルとして宿命付けているのだ。
流転のプロレス人生を歩んだ佐野は闘いの戦場を変えるたびに、
佐野友飛(ゆうひ)→佐野なおき→佐野巧真とリングネームを変えてきた。
総合格闘技のリングにも4度、足を踏み入れている。
今回、ライガーの希望を快く受諾し、
ジュニア時代のリングネーム、
つまり本名の佐野直喜でドームのリングに立つ。
ヤングライオン時代から”藤波2世”と呼ばれるなど、
天才的なレスリングセンスを持っていた佐野。
その同期のライバルと激闘を展開することにより、
ライガーとしてのポテンシャルを開花させることに成功したライガー。
2人のライバルストーリー。
ライガーがつねに片思いを続けてきた
佐野直喜とは何者なのか?
今回、新日本プロレス・オフィシャルスマホサイトにて
詳細に触れているので是非とも2人の関係をインプットしたうえで、
ライガーの最終章を見とどけていただきたい。
また、1・5東京ドームで実現する
IWGPヘビー級王者vsIWGPインターコンチネンタル王者による
史上初のダブルタイトル戦の意味合いについても書いてみた。
1万字超えのコラム、
わりと気合が入ってまっせ!
『号外!“GK”金沢克彦の新日本プロレス通信』!
今回は「引退目前! ライガー“最高のライバル”佐野直喜とはどんな選手なのか?
注目の“二冠戦”も大展望!!」https://www.njpw.co.jp/232279