双葉社より『逆説のプロレスvol.16』が発売された。

 

今回のタイトルは…

新日本プロレス「1・4闘魂事件簿」ドーム興行秘史

と銘打たれている。

 

新日本プロレスの1・4&5東京ドーム連戦が間近ということで、

1・4を中心とした新日本の東京ドーム大会をクローズアップ。

 

正直、この手のシリーズのムックはあまり読んだことがなく、

というより”プロレス本”じたいほとんど読まない私なのですが、

今回は自分がインタビュー取材を受けていることもあり目を通してみた。

 

こういうムックって、なんとなく暴露系の匂いがするのだけど、

そういう下世話な感じがほとんどないのがよろしい。

 

テーマが東京ドーム。

さかのぼること30年以上前に壮大な夢に向かって、

一体となって動きだした当時の新日本プロレス。

 

それが根底にあるから、当時の選手たちも

スタッフもマスコミもこういう”語り”ができるのだろう。

 

かくいう私にしても、新日本のドーム大会は、

1・4にかぎらず、大阪、名古屋、福岡、札幌と

過去すべてのドーム大会を現場取材してきた。

 

そういう事実関係もあるので、

ここ数年のブシロード体制になってからの新日本、

オカダ・カズチカが主役に躍り出てからの

1・4を語らせてもらっている。

 

 

内容は、以下の通り。

 

[CONTENTS]
・スペシャルインタビュー アントニオ猪木 「ズバリ言えば、大仁田はかなりゲテモノ」
・藤波辰爾インタビュー 「1・4の長州VS橋本戦がケンカまがいの殴り合うだけの泥仕合になってしまって、

あの空間が耐えられなかった……」
・武藤敬司インタビュー 「1・4橋本VS小川戦のあとはメチャクチャになった現場を

俺の試合で“大掃除”しなきゃいけなかった」
・田中ケロインタビュー 「もう1回、東京ドームの超満員のプロレスファンの前に猪木さんを立たせたい」
・サイモン・ケリー猪木インタビュー 「新日本社内は1・4東京ドームの撤退派と継続派で割れてました」
・長井満也インタビュー 「アルティメット・ロワイヤル」1・4最大の“黒歴史”の舞台裏

・金沢克彦インタビュー「オカダは、ヘタしたらプロレスラーとしてアントニオ猪木を超えるかもしれない」

・永島勝司インタビュー「俺と猪木の”最終章”」
ほか

 

まあ、興味のあるかたは読んでみてください。

毎年の東京ドーム大会開催は当たり前と思われている時代に、

当たり前ではなかったことを知ることも大切だと思うので……。