ちょっとパソコンが不調だったために久しぶりの更新となる。
『G1』以降もけっこういろいろな試合を観てきたのだが…。
8月24日には大日本プロレスの後楽園ホール大会へ。
もちろん、お目当ては関本大介vsマイケル・エルガンのドリームカード。
8月26日には、TAKAYAMANIAの後楽園ホール大会。
永田裕志&大谷晋二郎、小島聡&高岩竜一が合体して激突。
ヤングライオンと呼ばれていた時代からシノギを削り合っていた4選手。
第三世代の大集合にはジーンとくるものがあった。
メインにはもちろん、高山善廣の親友である鈴木みのるが登場。
丸藤正道とバッチバッチのシバキ合いを展開してみせた。
この日ばかりは、みのるはベビーフェイスであり、
彼の人間性を垣間見せてくれるのだ。
さて、今回の本題は、なんといっても新日本プロレスがイギリス初進出を果たした
8月31日(日本時間=9月1日)のロンドン・ザ・カッパーボックス大会。
カッパーボックスは2012年のロンドン五輪のために建設された由緒ある会場。
バスケットボール、ハンドボールの会場として主に使用されているのだが、
前売りチケットは早々に完売し、なんと6119人(満員)の大観衆を集めた。
これは、2年前からロンドンに住んでいる私の友人が送ってくれたもの。
マットにライオンマーク、そこでふんぞり返っているのが鈴木みのるだ。
ところで、当日私たちテレ朝・実況スタッフは1日の深夜0時にテレビ朝日に集合。
六本木と言う名のロンドンは自宅から40分とわりと近かったのだ(笑)。
ロンドンと東京の時差はサマータイムで8時間。
試合開始時刻が午後5時30分だから、
東京では日付が明けて午前1時30分となる。
メインイベントのIWGPヘビー級選手権が決着をみたのが、
午前4時58分ということで、約3時間半興行となった。
それにしても、全8戦、驚きの連続だった。
英国ファンのマニアックぶりは、
ある意味、米国ファンを上まわるほど凄まじく感じた。
新日本プロレスの流れをすべてを熟知しているのだ。
『G1』覇者である飯伏幸太のテーマ曲が流れた途端にドカーン!
ここイギリスでも、内藤哲也の人気はカリスマ化していた。
さらに、元ブリティシュヘビー王者で鈴木とRPWマットで抗争を展開していた
石井智宏の人気も絶大で、一方のKENTAには大ブーイング。
そして真打ちともいうべき鈴木みのるが登場。
入場の際には「カッゼになれ~♪」と日本語での大合唱。
噂には聞いていたが、ここ英国マットでの鈴木は完全にヒーローだった。
「スズキ!オカダ!」
試合がスタートすると、両者へのチャントが延々とつづく。
鈴木の凄まじいエルボーが炸裂すると、観客は大爆発。
みのるがニタリと笑っただけで、ファンは大喜び。
明らかに鈴木のホームといった空気に包まれていたものの、
その状況で鈴木のエグい攻撃を受け切った絶対王者はさすが!
33分25秒。
激闘はレインメーカーで決着。
王者、挑戦者、観客が三位一体で作り上げた最高峰の闘い。
オカダ・カズチカvs鈴木みのる。
間違いなく名勝負だったと思う。
とうわけで、私たち実況・解説陣も
深夜から早朝にかけて激闘に酔いしれたのであーる。
今回の8・31ロンドン大会の総括レポートも
新日本プロレスオフィシャルスマホサイトにて。
『号外!“GK”金沢克彦の新日本プロレス通信』!
今回は「新日本プロレスはまたも“国境”を超えた」
大熱狂の8.31ロンドン大会を大総括!!
【追記】
当日の大会はCSテレ朝2にて生放送されているのだが、
私、解説中に完全にミスりました。
オカダvs鈴木の過去の戦績は、
6戦してオカダの3勝1敗2分けで、
昨年6月の横浜赤レンガ大会以来1年2カ月ぶりの一騎打ち。
そう言ったのですが、実際は昨年の『G1』公式戦で対戦しオカダが勝利。
正しくは、過去7戦してオカダの4勝1敗2分け。
今回が8度目で、昨年の8・2福岡以来1年1カ月ぶりのシングル戦となります。
ここにお詫びとともに訂正させてください。
海より深く反省