新日本プロレス春の祭典、
『BEST OF THE SUPERJr.25』(以下、スーパージュニア)は、
最終戦の6・4後楽園ホール大会で有終の美を飾った。
優勝決定戦で相まみえたのは、
石森太二(Aブロック代表)と高橋ヒロム(Bブロック代表)。
ともにファイナル初進出だから、
どちらが勝っても初優勝となる。
今大会の公式戦の試合内容は非常によかった。
エントリー16選手が存分に持ち味を発揮したと思うのだ。
例えば、写真を掲載した3選手など、
私見でいくと、なにか賞をあげたくなるような闘いを披露してくれた。
だからこそ、優勝戦に懸かる期待は大きいし、
エンディングが締まらなければ新日ジュニアの沽券にも関わってくるだろう。
ただし、正真正銘の初対決でどこまでいけるのか?
そんな不安は杞憂に終わるどころか、
ヒロムvs石森戦は完全に”K点”を超えてみせた。
34分01秒の死闘にピリオドを打ったのは、
ヒロムのTIME BOMB。
前年度の『スーパージュニア』をもってライガーが卒業したことにより、
時代の節目に当たった第25回大会を見事な試合で締めくくった両雄。
敗れた石森にも、超盛大な「太二コール」が送られた。
2月にノアを退団して、「REBORN」を唱えた男の覚悟はホンモノだった。
そして、悲願の『スーパージュニア』初優勝を達成したヒロムは、
現IWGPジュニア王者、ウィル・オスプレイにすぐさま宣戦布告。
いまや、ジュニア人気№1のヒロムを観客も後押しする。
「5年前の今日、ここで言ったことを今でも覚えているよ。
そして、今も同じだ。
俺の夢はIWGPジュニアを巻き、ジュニアとして(IWGP)ヘビーのベルトを巻き、
そして(テレビの)ゴールデンタイムで試合をすることだー!!
俺は、なにひとつ変わってない!」
試合後の共同インタビュー。
なぜか、優勝トロフィーの一部が欠けてしまった…。
ヒロムによると、内藤が壊してしまったらしい(苦笑)。
それでも、自信をもって「史上最高の『スーパージュニア』だった」と言いきるヒロム。
その左手首のテーピングには、「夢」と描かれていた。
ヒロムは広夢。
よくぞ、両親はそう名付けたものだ。
あ、おまけがあった。
前日の6・3後楽園ホール大会でリングに上がった本間朋晃がついに復帰宣言。
6・23山形大会、つまり地元で約1年4ヵ月ぶりにリングに帰ってくる。
結婚発表と合わせて、おめでとう!
というわけで、今回も新日本プロレス「オフィシャルスマホサイト」にて、
『BEST OF THE SUPER Jr.25』を総括レポート。
『号外! “GK”金沢克彦の新日本プロレス通信』!
今回は「“黄金期”到来か? いよいよブランド化してきた“新日ジュニア”の世界!
『SUPER Jr.25』を大総括!!」http://www.njpw.co.jp/146763
ベストバウト、MVP、三賞なども選出してみたので、
是非とも、読んでみてね!
あ、やばい!
日付が変わってしまった。
本日、大阪城ホールへ。
早く寝ないと……グッバイ&グッドナイト!