この4月上旬から、寝ても覚めても大谷翔平

大谷、大谷、大谷、大谷…大谷翔平中心にワタシの生活はまわっているのだ(笑)。

過去に、MLB(メジャーリーグベースボール)に挑戦した日本人選手でいうと、

野茂英雄にはじまり、イチロー、松井秀喜、マーくん(田中将大)のときもそうだった。

 

だけど、今回はそれ以上の衝撃と期待をもって、

二刀流の大谷を見守っている。

 

アナハイムのエンジェルススタジアムで先発投手として登板するのは、

たいてい日曜日(現地時間)のデーゲーム。

したがって、日本時間では月曜日の午前5時ごろ。

それにも関わらず、私はしっかり起きてゲームをテレビ観戦している。

前日というか、当日の午前2時まで呑んでいても、

5時にはピッタリと目が覚める。

 

スゲェーや!

仕事だったら、絶対に起きられないはずなのに…。

 

ふだんのナイトゲームで打者として出場するときは、

日本時間の午前11時くらいからプレイボール。

これなら、もう楽勝だもんなあ。

ふだんは昼過ぎまで寝ているくせに。

 

 

というわけで、ワタシ以上のMLBファンである大川昇カメラマンは、

居ても立ってもいられずに、4月19日~5月6日までロサンゼルス(アナハイム)を訪問。

しっかりと、大谷の雄姿をカメラに収め、観戦してきたのだ。

 

餞別を渡して、ワタシと嫁さん(※にわか大谷ファン)のTシャッツをリクエスト。

連日、大混雑だというオフィシャルグッズ売店で”OHTANI”シャツをゲットしてきてもらったのだ。

 

 

さて、そのTシャッツを受け取ったスターダムの5・23後楽園ホール大会

スターダムのトップというより、

女子プロ界の頂点に君臨する紫雷イオがワンダー・オブ・スターダム選手権

11度目の防衛戦に臨み、渡辺桃に敗れ去った。

 

4・30後楽園ホールの『シンデレラ・トーナメント2018』に優勝した

18歳の渡辺桃は、同じクイーンズ・クエスト(QQ)のリーダーである

イオの白いベルトへの挑戦を表明。

 

イオvs桃といえば、過去イオの2戦2勝。

とくに、印象深いのは2・18後楽園ホール大会での一騎打ち。

 

イオにとっては6度目の防衛戦で、

桃にとってはシングル初メインにして、白いベルト初挑戦。

 

いい試合だった。

いい試合だったけれど、イオの手のひらだった。

 

桃! もっともっと強くなれ!

桃だったら、絶対できる。

力づくで私のことを乗り越えてください。

待っています

 

厳しくも温かい後輩へのメッセージ。

あれから、3ヵ月……。

 

 

確実に、もっともっと強くなった桃は

イオと同じ土俵で堂々と渡り合い、

ついに三度目の正直でイオからピンフォールを奪った。

フィニッシャーは新兵器、リストクラッチ式のテキーラサンライズ。

 

これほど見事にイオからピンフォールを奪った瞬間というのは、

昨年の6・21後楽園ホールで岩谷麻優がドラゴン・スープレックスでイオを下し、

第6代ワールド・オブ・スターダム王者になったとき以来だろう。

 

 

紫雷イオを倒して未来への扉、こじ開けました。

でも、それでイオさんの時代が終わったかといえば、それは違うと思います。

でも私が勝ったことは事実で、私の時代がはじまりました

 

私が人生かけて守ってきたベルトなので、

私から獲ったからには、これまで以上に輝かせていってください。

私はこの先、私なりの方法でまた頂点を目指します

 

この勝者と敗者の言葉がすべてを表していた。

遺恨因縁など何もない師弟対決だからこその結末。

 

 

桃は、女子プロ界の頂点にいるイオに勝ったことの重みを感じているし、

この1勝でイオを超えたとは思っていない。

イオがこの10年で築き上げてきた実績を知り抜いているからだ。

 

イオはイオで、敗れてベルトを失った瞬間から、

次のステージへ向かうことを誓った。

たとえベルトを失っても、女子プロ界のエースであり、

現代女子プロレスの象徴的存在であることに変わりはない。

 

勝敗、ベルトをも超えた存在……

そういう意味で、イオは内藤哲也同様にカリスマでもあるからだ。

 

さあ、イオはどういう手法でふたたび頂点を目指すのか?

長らくトニー・ストームの手元にある赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)を標的とするのか、

もう一度、チャレンジャーの立場で、教え子でもある桃に挑んでいくのか?

それとも、まったくべつの道を目指すのか……?

 

すくなくとも、スターダムという団体が、

ひとつの節目を迎えたことだけは事実だろう。

 

【追記】

 

全日本プロレスの5・24後楽園ホール大会

毎日毎日、後楽園ホール通いで、

多少うんざりしていた感もあるのだが(苦笑)、

熱戦がそういう思いを吹き飛ばしてくれた。

 

ジャンボ鶴田メモリアルマッチでは、

秋山準&西村修vs大森隆男&渕正信が実現。

 

ジャンボさんが亡くなって、もう18年かあ。

デビュー直後の秋山は、ジャンボさんと初めてシングルマッチを行なったとき、

その強さとスタミナに愕然とした。

 

 

いま、改めて思うこと。

本当に、底知れぬ強さを持った人だった。

鶴藤長天(鶴田、藤波、長州、天龍)と称された時代もあったけれど、

いまになって思えば、ジャンボさんは頭ひとつ抜け出た別格の空気を漂わせていた。

 

ジャンボ鶴田vsオカダ・カズチカ

ジャンボさんの全盛期に、この顔合わせが実現していたら、

とんでもない試合になるだろうなあ。

 

さて、メインイベントは三冠ヘビー級選手権。

先の『2018チャンピオン・カーニバル』優勝者の丸藤正道(ノア)が、

優勝戦で丸藤に敗れた宮原健斗に挑んだ大一番。

 

結果は25分52秒の大激戦の末、宮原が丸藤にリベンジ成功。

文句なく、C・カーニバル優勝戦を超える白熱の内容となった。

今年度のベストバウト候補に入ること必至だろう。

 

いい試合だった!