「ゴールデン☆ラヴァーズ、やっぱり凄かったねえ?」
「そだねー」
というわけで、カーリング女子日本代表(LS北見)も
見事に銅メダルを獲得。
ついでに、スピードスケートの新種目マススタートでは、
高木菜那があれよあれよのうちに金メダル獲得。
いざ終わってみると、韓国・平昌オリンピックは
見どころいっぱいで本当に面白かった。
日本代表女子勢が大活躍で有終の美となった24日、
後楽園ホールで開催された新日本&ROHコラボ大会の2日目も楽しかった。
オカダも内藤も棚橋もいない大会。
そのメインを”エース”としてキッチリ締めたのは、
ケニー・オメガ&飯伏幸太の”復活”ゴールデン☆ラヴァーズ。
前日は、6人タッグでの初陣となったが、
2日目は正真正銘、純粋タッグでのメイン登場。
「ゴールデン☆ラヴァーズ!」コールで完全に出来上がった後楽園ホール。
カードは、ケニー&飯伏vsCody&マーティー・スカル。
これがまた素晴らしい試合内容だった。
ケニーが控えの飯伏に向かって、
「行きますか!」と日本語で声を掛けタッチする。
こんなシーンのひとつひとつに心が揺れてジーンとくる。
試合が20分を超え、異常に盛り上がったのには、
Cody&スカルのチームワークが抜群だったこともある。
試合後、またもや2人の間にすきま風の空気があったようだが、
試合中のコンビネーションは文句なし。
嫌味なパフォーマンス全開と思いきや、
ケニー、飯伏にも劣らない身体能力の高さ、運動神経の良さを見せつけるCody。
前日とは打って変わり開き直ったのか、
ケニーに容赦ない”指折り”を決めて、
ヘビー級の2人を相手にインサイドワークを駆使し互角にわたり合うスカル。
目まぐるしい攻防のなか、最後は孤立したスカルに
”新合体技”ゴールデン☆トリガーがズバリ!
これ以上ないハッピーエンドの空気にホールが包まれる中、
流暢な日本語と海外放送用に英語でと、
二か国語でマイクパフォーマンスを披露するケニー。
「俺たちこそが、世界最高のタッグチームだ!」
このひとことにカチンときたのか、ニック&マットのヤングバックスがリングイン。
こんどは、大「ヤングバックス」コールが沸き起こる。
この2連戦を通してみても、「ヤングバックス」コールは凄まじかった。
「ここはアメリカ? ROHかいな?」と錯覚するほどの人気ぶり。
マットがマイクを持って異を唱える。
「ヤングバックスこそが世界一のタッグチームだろ!?
今日この日をもって俺たちは決めたんだ。
俺たち兄弟はヘビータッグに挑戦する!」
飯伏はもちろん、異存なし。
ケニーもこう言った。
「(ヤングバックス戦は)ベストバウト獲る可能性が高いから。
久しぶりに飯伏さんとベストバウト獲りましょう!」
そういえば、この大会からリングアナに紹介されるケニーのキャッチフレーズが変わった。
「ザ・クリーナー」から「ベストバウト・マシン」へ。
また、ヤングバックスに関しては、米国では無差別級で闘っているし、
日本でも2016年9月22日、広島サンプラザホールで実現した
現IWGPタッグ王者vs現IWGPジュニアタッグ王者による
史上初のIWGPタッグ選手権。
ブリスコ・ブラザーズvsヤングバックスは記憶に残る名勝負になった。
ゴールデン☆ラヴァーズvsヤングバックスなら、
あれ以上の試合となること間違いなしだろう。
さて、試合後のゴールデン☆ラヴァーズ。
前日とは立ち位置が反対。
さらに前日よりも笑顔がはじけていた。
飯伏幸太の心からの笑顔。
BULLET CLUBリーダーでなく、
飯伏のパートナーであるケニーの笑顔。
環境で試合でパートナーで、
ここまで人の表情って変わるものなのだな。
観ている我々も、懐かしさと新鮮さで思わず笑顔になってしまう。
だから、ゴールデン☆ラヴァーズの笑顔を何枚か並べてみた。
「いい笑顔だね?」
「そだねー」