すっかり季節の風物詩となった感のある
『FANTASTICA MANIA』2018も今年で8年目。
その最終日となる22日、昼過ぎから関東でも雪が舞い始めた。
これは、私が後楽園ホールに向かう途中、
東京メトロ後楽園駅から遊園地のジェットコースターを眺めつつ、
東京ドーム周辺をグルっと半周するいつもの通り道から撮ったもの。
時刻は、午後５時ちょっと前。
この時点での積雪量は５㎝程度だった。
当日の最終戦は、CSテレ朝チャンネル＆新日本プロレスワールドの生中継あり。
ワタクシ金沢、大会３日前に解説のオファーをいただいた。
ヤバイ！
油断していた。
この『FANTASTICA MANIA』に関しては、
解説はないだろうとタカを括っていたからだ。
慌てて、ルチャの猛勉強。
もともとルチャリブレは大好きなのだが、
今回は初参戦組も何名かいるので知識不足の感は拭えない。
ところが、心強い援軍がいた。
ゲスト解説としてモッキーこと元井美貴さんが座るという。
ヨッシャー！
それなら、なんとかいけるだろう。
それにしても、この日ほどモッキーの存在を頼もしく思ったこともないのだ（笑）。
日本一のルチャ女子でありながら、本業は気象予報士。
どちらの情報も、彼女に訊けばバッチリなのだから。
さて、いつものように６時30分に試合開始。
この天候だから帰宅の足が心配されるなか、
後楽園ホールは見事に札止め（1,546人）の大観衆で埋まった。
やっぱり、プロレス（ルチャ）ファンは根性が違うねえ！
雪をも溶かすような大熱戦がつづくなか、
興味深く、思わずニヤリとしてしまったのが第4試合。
「川人拓来 壮行試合」と銘打たれたタッグマッチ、
アトランティス＆川人ｖｓバルバロ・カベルナリオ＆外道の顔合わせ。
入場してきたカベちゃん（※ファンが呼ぶ愛称）の背中を見て爆笑。
昨日は、キャラそのままに「原始人」と描かれていたのに、
本日は、「すごい雪」と描かれていたのだ。
この試合を最後にメキシコ遠征へと旅立つ川人は大健闘。
ノータッチ・トぺコンヒーロ、さらに”天才”エディ・ゲレロを彷彿させるような
スワンダイブ式ティヘラも初公開。
最後は、カベルナリアに敗れたものの、
元気いっぱいに躍動する姿は頼もしかった。
この写真は、けっこう貴重かもしれない。
2016年１月3日にデビューした川人。
それから１ヵ月も経っていない1・30後楽園ホールで撮ったもの。
つまり、彼がまだ18歳のときのものだ。
あれから、2年……
新日本の「未来の開拓者」となるべく行ってこい、川人！
同じような道を歩んだきた高橋ヒロム、SHO＆YOHを超える気概を胸に修行してほしい。
全７戦、2時間半の興行が終わり、
リング上では恒例の閉会式。
テクニコ勢、ルード軍がノーサイドで大集合し
日本のファンに向け、感謝の言葉と再会を約束する。
「おらあ、まだ帰りたくないよ～！」とばかり、
サードロープにしがみついて離れない恒例のカベちゃんパフォーマンスも。
生中継の解説席にいながらにして、
本当に楽しい２時間半だった。
で、番組が終わってから、ふと気がついた。
元井さんとテレ朝放送で一緒になるのは初めてのことだったのだ。
彼女がこの世界に足を踏み込んで、
サムライTVのキャスターとしてデビューしたのは、
２０１０年10月のこと。
その初回、『S‐ARENA』（現・速報！バトル☆メン）で
パートナーとして解説についたのは私だった。
以降の、ワンクール（10～12月）中、
ほとんど私が解説のパートナーを務めていたように記憶している。
大会終了後、モッキーとすこしばかりその当時の思い出にふけってみた。
デビュー戦での強烈な印象はいまでも残っているらしい。
なんせ、番組のメイン情報として扱われたのが、
前日に新木場１st.RINGで開催された佐藤光留＆中澤マイケルによる
自主興行『変態團興行～R指定だよ、全員集合～』だった。
無論、この2人だけではなく、バラモン兄弟、男色ディーノらが
R指定の大暴れを披露したことは言うまでもない。
あの試練というか、過酷なMCデビュー戦から７年余…
まさか、モッキーとテレ朝の生中継で一緒になるとは！
まあ、なんというか、オジサンとしては我が子の成長を知る思いでもあった（笑）。
あ、それなのに、記念写真を撮るのを忘れてしまった。
探してみたけれど、意外とモッキーとのツーショットって持っていないよなあ。
こうなったら、たまたま見つけたこれでどうだい？
これは確か、３年前のサムライTV主催・新年会のカラオケ二次会。
なんか、モッキーは「ももクロ」を熱唱していたような気がする……。
みんな酔っ払い状態だったからよく憶えていないのだけれど（笑）。
ルチャの楽しさの余韻と、すこしばかりの感傷に浸りつつの帰り道。
意外と、電車の遅れもなくスムーズに帰宅することができた。
だけど、自宅最寄り駅に午後10時過ぎに着いて出てみると、
駅前のロータリーはけっこうな雪景色。
私の生まれ故郷である北海道の帯広市をほうふつさせる景色に
若干の懐かしさも湧いてきたのであーる。