『G1 CLIMAX27』もようやく中盤戦にさしかかり、
新日本プロレスワールドの解説のため
7・29名古屋・愛知県体育館へ。
試合前、体育館の裏口に出て一服していたところ、
まだ私服姿のピーターさんとばったり。
そう、あのピーターさん。
裕二郎ガールズの”エース格”であるピーターさん。
放送席のライガーを狂喜乱舞させ、
ミラノ先生の鼻の下を2㎝以上も伸ばしてしまうピーターさん。
詳しく書くのは面倒なのでやめておくけど、
ひょんなことから私はピーターさんと顔見知り。
「あ、金沢さん。渡したいものがあるので、ちょっと待ってていただけますか?」
そう言ったピーターさんが、いったん控室に戻ってからすぐに持ってきてきてくれたのがコレ。
あらま、ピーターさんラベルのミネラルウォーターではないかい。
「あざぁーす!」
これは、レアだぜい。
あのスペシャルすぎるボディを誇るピーターさんは、
ゴーゴーダンスの元日本チャンピオンであり、
ポールダンサーでもある。
で、現在の本業は広島市内でご本人が主宰している
女性専門の加圧トレーニング、ダイエットトレーニングなどのインストラクター。
スタジオの名前は、「Tokyo Latiina」という。
そういうこともあって、見た目のド派手さとは180度違い、
気さくで礼儀正しくて、とってもイイ人なのだよ。
さて、この日の愛知県体育館は、6327人(超満員札止め)の大入り。
生中継するサムライTVの放送席はリングサイドにあり、
我々、『新日本プロレスワールド』班の放送席は、
なんと2階最前列の貴賓席に設置された。
ほら、こんな感じ。
初めて座ってみた貴賓席。
リングサイド最前列とはまた違った意味で、
観戦するには絶好のポジションだった。
メインイベントは、Aブロック公式戦の内藤哲也vs石井智宏の鉄板カード。
7・1ロス大会の初代IWGP US王者決定トーナメント1回戦では石井が勝利を収めているだけに、
ここは意地でも内藤がリベンジするものと予想していたのだが……。
結果は、20分58秒、垂直落下式ブレーンバスターで石井の勝利。
愛知県体育館で初めて、「デ・ハポ~ン!」の大合唱をするという
内藤の目論見はまたも未遂に終わった。
勝負を決めたポイントは、石井のデスティーノ返し。
内藤の正調デステイーノが完璧に決まったかと思いきや、
ダメージを被ったのは仕掛けた内藤のほうだった。
なんと石井が、カッター気味のスタナーで切り返していたのだ。
またもや、プロレス偏差値の高さを見せつけた石井が、
3勝2敗でⅤ戦線に踏みとどまったわけである。