『G1 CLIMAX26』開催中に1回戦(7・20後楽園ホール)が行なわれ、
G1閉幕から1週間後の8・21有明コロシアムで決勝トーナメントが開催された
『SUPER JーCUP2016』は、集客面でやや苦戦を強いられた(※発表=3041人)。
だけど、内容的には素晴らしいものを見せてくれた。
(※タイチの戦法にライガーは怒髪天だったけど…)。
優勝決定戦に駒を進めたのは、2回戦=田口隆祐、
準決勝=マット・サイダルを破った金丸義信(鈴木軍)。
もうひとりが、2回戦=拳王、準決勝=タイチを突破した
KUSHIDA(新日本プロレス)。
なんと、現IWGPジュニア王者と現GHCジュニア王者による
王者同士の頂上対決。
39歳、キャリア20年の金丸は鈴木軍に入って、
完全に息を吹き返した。
的確な投げ技、ズバリと決まる空中技、
教科書のような丸めこみ。
しかし、ひさしぶりにミッドナイトエキスプレスまで繰り出したKUSHIDAが、
完璧なホバーボードロックでベテランの職人からタップを奪い頂点へ。
ラストはノーサイドでKUSHIDAを中央に記念撮影。
勝利の瞬間、真っ先に祝福に入ってきたのは、
アレックス・シェリーだった。
ヤングバックスに惜敗したものの、日本で生まれた名タッグチーム、
7年ぶりの来日となるアレックス・シェリー&クリス・セイビンの
”復活”モーターシティ・マシンガンズが健在ぶりを見せてくれたのは嬉しかった。
少年時代から憧れつづけていた夢舞台で頂点に立ったKUSHIDA。
どんなにキツイ闘いのあとでも、ポジティブな言葉しか出てこない。
「もう、ジュニアもヘビーも、明るい未来へお連れします!」
ひとりでカンパイ。
ひとりでビールを浴びる。
そして、グイッとひと口。
その手慣れた感じのパフォーマンスが
”ストーンコールド”スティーブ・オースチンみたいで格好いいぞ。
クッシ―、おめでとう