かつて、カナダの路上王、クラッシャーなどと呼ばれていた
破天荒な外国人レスラーが、極上のプロレスを披露して
新日本プロレス真夏の祭典『G1 CLIMAX26』の頂点に立った。
ケニー・オメガ。
初出場、初優勝。
26年の歴史で初の外国人優勝者。
BULLET CLUBのメンバーが祝福。
岡本記者がジャマです(笑)。
両国国技館3連戦。
12日=6598人(満員)
13日=7477人(超満員)
14日=1万204人(超満員札止め)※上写真。
2人で駆け抜けたテンコジの夏が終わる。
小島が号泣。
天山も、もらい泣き。
最終公式戦で初対決の後藤に敗れた丸藤。
Ⅴ戦進出の夢は破れたものの、
方舟の天才はG1を大いに盛り上げてくれた。
さあ、次はIWGPヘビー級王座挑戦へ。
Aブロック最後の試合はオカダvs棚橋。
30分時間切れで、優勝戦進出ならず。
言うまでもなく、最高峰の名勝負だった。
メインのオカダvs棚橋がドローの痛み分け。
セミで丸藤との初対決を制していた後藤の優勝戦進出が決定。
「G1のGは、後藤のG。あとは決勝、期待してください!」
Bブロック最終公式戦で大仕事をやってのけた”キング・オブ・ダークネス”EVIL。
優勝戦進出に望みを残す柴田勝頼から必殺のEVILで勝利。
初出場ながら底力を見せつけた。
14日、両国最終戦にノア勢がそろって参戦。
左から潮崎豪、中嶋勝彦、マサ北宮、マイバッハ谷口。
柴田が団体対抗戦意識剥き出しで中嶋に頭突きを放つと、
柴田の額が切れて血がしたたり落ちる。
まるで、大木金太郎戦の猪木の如し。
試合後も、柴田は中嶋、潮崎と激しくやり合った。
柴田vs潮崎に火が点いたのは意外だった。
最後は、やっぱりこの人で。
優勝戦進出を決めた内藤戦は現代プロレスを極めたような名勝負。
優勝戦の後藤戦では、盟友に向けシットダウン式ラストライド、
フェニックススプラッシュでメッセージを送った。
最後は、ブラディサンデー、スタイルズクラッシュから
片翼の天使。
BULLET CLUBの初代リーダー、2代目リーダーの
フィニッシャーからオリジナル技で決めた。
ケニー・オメガ。
驚くほど懐の深い選手となった。