先だって、『新日本プロレスOFFICIAL WEBSITE』にて、
『BEST OF THE SUPERJr.ⅩⅩⅢ』の
5・27後楽園ホール大会(Bブロック公式戦)の見どころを寄稿させてもらった。
リコシェvsウィル・オスプレイ
獣神サンダ―・ライガーvsボラドール・ジュニア
この極上カード2試合。
とくに、ハイフライヤー世界№1決定戦を謳い文句とする
リコシェvsオスプレイは試合が終わった瞬間、
あっという間に世界中にその結果が発信されるだろう。
多少、大げさかなと思いつつ、
ファン注目の一戦をそういう感じで煽ってみた。
さて、実際に目の当たりにしたハイフライヤー決戦は凄まじかった。
プロレスのリングで、なにか別種の新しい競技を見せられているような錯覚も覚えた。
ただし、紛れもなく、プロレスのリングで行なわれるものはすべてプロレス。
それに、両者とも持ち技の半分程度しか出していないし、
それで観客を大熱狂させたところが素晴らしい。
若い選手にありがちな、大技の品評会にならなかった。
そこがイチバン評価できるのだ。
そして、本当に世界中が大騒ぎになった。
この一戦に関するツイ―トは20万件を超えたと言われ、
そのなかには否定派のビッグバン・ベイダ―がいたり、
じっくりと分析したウイリアム・リーガル(NXTのGM)がいたり、
絶賛するヤングバックスがいたりする。
後楽園ホール発~世界へ。
本当にそうなった、そういう時代になったのだ。
そういったわけで、今回は6・3後楽園ホール大会の注目カード。
Aブロック公式戦となるが、メインはKUSHIDAvsマット・サイダル。
じつは昨年8月、IWGPジュニアヘビー級王者としてROHに参戦したクッシ―は、
ノンタイトル戦ながらサイダルに完敗を喫している。
そのリベンジを果たす舞台としなければいけないだろう。
開幕から2連敗のKUSHIDAもようやく波に乗ってきたところ。
もう、これ以上の敗戦は許されないのだ。
こちらは、なんと開幕から3連敗とまさかの急失速に見舞われたBUSHI。
今年は、KUSHIDAに劣らぬ高評価でⅤ候補にも挙げられている。
6・3では、3年ぶりに田口隆祐と『スーパージュニア』公式戦で対戦する。
自力での優勝戦進出が厳しくなったBUSHIにとっては、
絶対に落とせない一戦である。
今後は、全勝が義務付けられているのだ。
その他の注目カードは、これ!
KUSHIDAを破ったロッキー・ロメロと、
BUSHIに土をつけた外道の公式戦。
プロレス界を代表する日米の職人対決、
しかも、CHAOS同門対決。
職人レスラー世界№1決定戦と言いたいところだ。
そんな感じで、また見どころを解説しているので、
『新日本OFFICIAL WEBSITE』にアクセスして予習してみてね。
【“GK”金沢氏が徹底解説!】6月3日(金)後楽園で激突!「KUSHIDAが“超えなければいけない相手”サイダル」「田口も変貌したがBUSHIはそれ以上に変わった」http://www.njpw.co.jp/news/detail.php?nid=16584