新日本プロレス”春の本場所”といわれる
『NEW JAPAN CUP2016』(以下、NJC)までカウントダウン。
3・3東京・大田区総合体育館大会が開幕戦となり、
トーナメント1回戦=8試合が組まれている。
昨年度優勝者は、写真の飯伏幸太。
初出場・初優勝の快挙を達成し、
IWGPヘビー挑戦権を獲得。
4・5両国国技館で時の王者である
AJスタイルズに挑戦し、度肝を抜く闘いを見せてくれた。
ちなみに、昨年のNJC開催時点での3大王者は次のメンバー。
IWGPヘビー級王者=AJスタイルズ
IWGPインターコンチネンタル王者=中邑真輔
NEVER無差別級王者=石井智宏
あれから1年、飯伏は欠場(※飯伏プロレス研究所を結成)、
3人の王者もすべて替わった。
IWGPヘビー=オカダ・カズチカ
インターコンチ=ケニー・オメガ
NEVER=柴田勝頼
わずか1年で隔世の感もある。
負ければ終わりのNJCトーナメントは、
まさにサドンデスの闘い模様となる。
1回戦=8試合のカードは以下のとおり。
・棚橋弘至vsバッドラック・ファレ
・天山広吉vsマイケル・エルガン
・真壁刀義vsタマ・トンガ
・永田裕志vs後藤洋央紀
・本間朋晃vs小島聡
・矢野通vs高橋裕二郎
・石井智宏vsEVIL
・YOSHI-HASHIvs内藤哲也
というわけで、今年の『NJC2016』トーナメント、
とくに開幕戦の3・3大田区大会の見どころ、展望などに関して、
ワタクシ金沢が『新日本プロレスOFFICIALWEBSITE』に、
ガッツリ、ギッシリ書いているので、ぜひアクセスしてみてね!
【特別寄稿】「ファレが“リアルボス”へ生まれ変わるか?棚橋は“エースの真価”が問われる!」
“GK”金沢克彦氏が『NJC』1回戦、3.3大田区大会を大展望!
http://www.njpw.co.jp/news/detail.php?nid=15971
2・14新潟・アオ―レ長岡で、ケニー・オメガに敗れ、
中邑真輔の遺産であるインターコンチ王座を奪われた棚橋。
ただし、長岡大会には、もうひとつのドラマが隠されていた。
そのとき、棚橋の胸中に去来したものとは?
2・11大阪大会のIWGPヘビー戦で驚愕のペイント姿もオカダに敗れ、
IWGPヘビー初挑戦から8連敗という屈辱のレコードを作ってしまった後藤。
「消えてしまいたい…」
翌朝、そう呟いた後藤はどん底まで落ちた。
ただし、NJCといえば後藤。
過去、8度出場のうち優勝=3回、準優勝=2回という、
抜群の戦績と勝負強さを誇っている。
中邑真輔との大一番でのシングル戦績は、過去14戦して7勝7敗。
あの強い後藤の復活はあるのか?
対するは、大阪大会で『第3世代革命』を発令した永田裕志。
「ありのままで闘う」という永田の視線の先には柴田勝頼(NEVER)がいる。
まずは、1回戦で同級生を叩き潰せるかどうか?
今大会の台風の目とも称されるEVIL。
電撃帰国以来、シングルマッチを行なったのは、
昨年の11・7大阪大会の後藤戦(9分弱で内藤乱入の反則負け)のみ。
いよいよ本格的にシングルプレイヤー、EVILのお披露目となる。
1回戦の相手は、現ROH世界TV王者の石井。
「俺がシングルマッチを身体で教えてやる!」
石井はそう断言した。
同タイプの両者の激突。
肉体派による真っ向勝負は開幕戦屈指の好カードである。
だれよりも中邑を慕い、
また中邑に可愛がられていたYOSHI-HASHI。
「中邑さんの穴は俺が埋めてみせる」の気概で、
内藤との対戦を熱望していた。
その情熱が会社を動かし、1回戦で内藤と一騎打ち。
大物食い、金星奪取なるか?
受けて立つ内藤は、まさに言いたい放題。
「自己主張が遅い、遅すぎる!」
「ニュージャパンカップは、ベルト挑戦者決定トーナメントに名前を変えたほうがいい」
「俺が優勝したら、東京ドームの次に大きな会場、
大阪城ホール(6・19)のメインイベントでタイトルマッチを組んでもらう」
まるで、かつてnwoジャパンを率いていた蝶野正洋のごとし。
いやいや、蝶野だって、当時の猪木オーナーに矛先を向けることはなかった。
いまの内藤は、会社批判どころか、木谷高明オーナーにまでモノ申す。
それがまた、理屈が通っているように聞こえてしまうから厄介なのだ(笑)。
とにかく、内藤語録をしっかり確認してもらいたい。
3・3大田区・開幕戦の前に、
ワタクシ金沢の特別寄稿を読んでいただければ、
試合を観る際のワクワク感がきっと何倍にも膨らむだろう
………おそらくね(笑)