ワタクシ、風邪で寝込んでおりました。


『ゴング』vol.10の校正が終わり、

どうやら無事に校了したと思われる20日夜、

急に身体がだるくなり、寒気が止まらなくなった。


こういうときは一杯やって、漢方薬を飲んでから寝る。

それで翌日は回復と思っていたら、症状は悪化。


まったく起きる気力も湧いてこないので、

部屋で加湿器をガンガンに点けて、

ひたすら寝ること30時間…ようやく今朝がた熱が下がった。


まる1日遅れで、『THE BIG FIGHT』の連載コラムを書いて、

洗濯を済ませ、ちょっと御無沙汰のブログにいま手を付けているところ。


今回のテーマは、17日、後楽園ホールで開催された

スターダム5周年記念大会。


メインイベントのワールド・オブ・スターダム選手権。

紫雷イオvs宝城カイリのスターダム”最高峰”決戦。


最高峰決戦と謳うまでには紆余曲折あり。

昨年、同ベルトの新王者決定トーナメント決勝で

イオを破った宝城が初戴冠。


新エースとなった宝城だが、

女子プロ界のひとり横綱こと里村明衣子(センダイガールズ)との2連戦で、

時間切れ引分け防衛を経て2戦目で惜敗。


ベルトは里村に渡った。

その後、岩谷麻優を相手に初防衛に成功した里村は、

1年半前に敗れているイオを挑戦者に指名した。


昨年の12・23後楽園ホールで行なわれた里村vsイオ戦。

横綱・里村相手に同じ土俵で互角以上に渡り合ったイオが

見事にベルト奪還。


ベルト奪還は自分の使命と決めていた宝城は、

スターダムにベルトが戻ってきたことを喜びつつも、

「私は二番手は嫌なんです!」と挑戦を猛アピール。


こういった表裏での激しい女の闘い模様を経て、

今回のイオvs宝城戦に行きついたわけだ。


あー、ここまでの解説だけでつかれた。

また、熱が出てきたかも(笑)。


そんなわけで、注目の試合は予想以上に激しかった。

勝負タイムは29分31秒という長期戦だったが、

まったく長くは感じなかった。


ちなみに、あと1秒早く決まっていたら当たり前だけど29分30秒。

あの”昭和巌流島の決闘”と呼ばれたアントニオ猪木vsストロング小林戦

(1974年3月19日、蔵前国技館)

と同タイム決着となるところだった。

ま、そんなこと瞬時に思い浮かべたのは私だけだろうけれど(笑)。


ところで、この一戦に関して、

私は自分勝手にひとつのテーマを掲げていた。


里村を堂々たる内容で破ったイオは横綱昇進に王手を賭けた。

ただし、横綱昇進には二場所連続の成績が問われるし、

頂点に相応しい品格やリーダーシップも問われる。


そういったことを含めて、

この宝城戦の結果、内容しだいで、

紫雷イオの横綱昇進が決まる。


そんなことを前号の別冊ゴングで書いてみた。

イオもそれを読んだらしく、そのことを気にかけていたようだ。




さて、横綱審議委員会の結論は如何に!?

といっても、審議委員会はオイラひとりなんだけどね(笑)。


その結果は、本日更新のビッグファイト『GK金沢克彦コラム』にて。

今回のコラムも長いよ。なんせ、タイトルからして、

「イオと『あまちゃん』」だから、なんのことやらと(笑)。

http://the-big-fight.jp/


また、決戦から約1時間後に、『ゴング』で紫雷イオ・インタビューも行なっている。

こちらのロングインタビューはなんとグラビア10ページを割いて掲載。

ぜひ、29日(金)の発売まで待って読み込んでほしい。


で、さんざん待たせておいて、結論はどうなったのかって?

はい、満場一致で紫雷イオを横綱に推挙することとなりましたクラッカー