先ごろ集英社インターナショナルより発売された

長州の評伝『真説・長州力1951-2015が話題となっている。


著者はノンフィクションライターの田崎健太氏。

480ページ(原稿用紙700枚)を超える長編であり、

長州をはじめ、取材した関係者の数は60名を超える。


長州本人への取材からはじまり、

原稿完成まで2年を要した文字通りの力作である。




〈本書の目次〉

プロローグ 端っこの男

第一章 もうひとつの苗字

第二章 ミュンヘンオリンピック韓国代表

第三章 プロレスへの戸惑い

第四章 「長州力」の名付け親

第五章 メキシコに「逃げる」

第六章 「噛ませ犬」事件の“謎”

第七章 タイガーマスク引退とクーデター

第八章 ジャパンプロレスの野望

第九章 長州を恨む男

第十章 現場監督の秘密

第十一章 消されたUWF

第十二章 アントニオ猪木と大仁田厚

第十三章 WJプロレスの躓き

第十四章 どん底

第十五章 再び、「ど真ん中」に

エピローグ 赤いパスポート


四六判ハードカバー/496ページ

本体1,900円+税

ISBN978-4-7976-7286-2 C0095

発行:集英社インターナショナル(発売:集英社)


じつは、2011年2月4日に後楽園ホールで開催された

安田忠夫引退興行を通じて、私は田崎さんと知り合った。


ひょんことがキッカケとなって、それ以来しばらく
電話とメールのやりとりをしていた記憶がある。


行動力があり、「イエス・ノ―」をハッキリと言える人物。

それでいて、思い遣りもある人だなと感じた。


プロレス業界の人間ではない田崎さんだからこそ、

躊躇うことなくでき得た取材であり、

いま現在を象徴する長州言語に溢れている。


また、編集担当者のN氏(集英社)にしても、

私と数年間ビッシリと一緒に仕事をしてきた”仲間”である。


ぜひ、ご一読を!

ただし、斜め読みでは意味がないので、

しっかりと読み込んでもらいたい作品なのだ。


というわけで、今回、集英社のウェブマガジン

『SPORTIVA(スポルティーバ)』で、かつて

長州力をもっとも取材していた男の私が逆取材を受けている。


【プロレス】「男と男の約束をしてくれ」。
元番記者が語る長州力の素顔



こう題して、私のひとり語り形式の文章となっている。

懐かしい話やら、初めて公開するエピソードなどもありますので。


こちらにも、ぜひアクセスしてくださいな!

http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba_fight/2015/08/12/post_435/index.php


※追伸

長州の『ど真ん中』宣言は、間違いなくこの『週刊ゴング』で、

サイパン合宿における私のインタビューで、

初めて世に出た名セリフなのです!