この1カ月ほど、ブログ更新をサボりっ放し。

忙しいのは理由にならない!?

重々承知のうえで、書いておこうかな。


だって、忙しかったんだもん!


取材にはけっこう出向いていたし、

バックステージの写真なんかも撮影していた。


カメラが本業ではないけれど、

せっかく撮ったものが自分のなかでお蔵入りするのはもったいない。

なぜって、ファンの人たちが絶対に入れない場所まで、

おいらは29年も出入りしてきたのだから。


だから、お蔵入りはもったいないと同時に、

なにかファンにも被写体の選手にも申し訳ないような気がするのだ。


まずは、サボっていたお詫びの1発目。


                    


はい、ケンド―・カシンお手製の永田ラインスタンプ?

このポーズ、じつはAJスタイルズを意識したものなのだが、

カシンにはあの一発芸、「ゲッツ」にしか見えなかったようだ。


ちなみに、他にも新作が続々と送られてくるのだが、

掲載不可能なものがけっこう多い。


また、当人の永田サンはといえば、

「まったくあの男は……そろそろ肖像権料を要求しようかな?」

と苦笑するばかりなのだ。


■全日本プロレス 4・25後楽園ホール



『2015チャンピオン・カーニバル』最終戦。

ホールの集客に苦戦していた全日本だが、ビッシリ埋まる。

エンディングは初優勝を達成した曙の音頭で「全日本、バンザーイ!」。



ついにプロレス界の”春場所”で初優勝。

しかも、最終公式戦でジョー・ドーリング、

優勝決定戦で諏訪魔とEvolution2強を連破しての価値ある制覇だ。




「もう一つ大事なものがある。

潮崎と次の三冠をやりたいですね」


そう言うと、三冠王者がやってきた。


「喜んで挑戦をお受けします。

その代わり、健斗と世界タッグへの挑戦を受けてください」



それぞれのパートナー(吉江豊、宮原)も出て来て、

4選手が握手し、健闘を誓う。

(※5・6後楽園ホールで潮崎&健斗がベルト奪取)


三冠ヘビー級選手権は、本日(21日)の後楽園ホール結びの一番にて。

待ったなし!



最後に、小橋建太もお祝いにやってきた。


「このトロフィー、自分たちのときと同じかな?」

と懐かしそうに優勝トロフィーを見つめていたのだ。


■新日本プロレス 5・3福岡国際センター(レスリングどんたく2015)




本日の裏メインこと第6試合のミクスド6人タッグ。

ザ・キングダム(M・ターバン&M・ベネット)&マリア・ケネリス

vsカール・アンダーソン&ドク・ギャローズ&アンバー・ギャローズ(ドク夫人)。


「おい、頼むぜ! 

ちゃんと試合に集中してくれよ」




やっぱり無理だった。

尾崎アリングアナが「ザ・マシンガン」とコールしても、

マシンガンをぶっ放すポーズをするどころか、

ひたすらニタニタしているアンダーソン。


それにドクが怒ると、

「2人ともシッカリやろうよ!」

と言う感じで仲裁するブロンドの美熟女、アンバー。



基本的に、男vs女は闘わないルール。

ところが、終盤のリング上で

アンダーソンとマリアが2人きりとなって対峙するシーンが生まれた。

Shall we Dance?

アンダーソンが腰をくねらせステップを踏むとマリアも呼応した。

想定外の展開なのだ。




とうとうアンダーソンの夢が叶うのか!?

マリア様のクチビルに接近…キスマーク

ところが、マリアの右脚に注目。


思いっきり、マチンガン(※ゲスト解説のライガーいわく)を蹴りあげた!

この直後、リングにカムバックしてきたアンバーを

スモールパッケージに丸めこんでマリア様の勝利ドキドキ


  


恋に敗れたマシンガンハートブレイク

怒り心頭のギャローズ夫妻に呼応して、

なんとマリアに必殺のマジックキラーをお見舞い。


失恋男の逆ギレはかくも恐ろしい。

大丈夫か?マリア様。


「おい、早くしろ! 担架だよ、担架!!」

(※byゲスト解説のライガー)




大の字に伸びてしまったマリアを介抱するキングダム。

夫のベネットが抱き起してキスすると、

ようやくマリアの意識が戻った。


このシーンを引き揚げる途中に見ていたアンダーソンは呆然。

そのつぶらな瞳は、怒りよりも悲しみに満ちていた。

その表情が場内ビジョンにアップで映しだされると、

なぜか館内は大爆笑に包まれた。


めげるなよ、チャド。

男には、逆ギレしていいときだってあるんだ!


7・5大阪城ホールでは、IWGPタッグのリターンマッチが組まれ、

マリアとアンバーはマネージャーとしての参戦となる。



セミファイナルでは、7・5大阪城メインとなるIWGPヘビー級選手権の

前哨戦(オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHIvsAJスタイルズ&高橋裕二郎)が実現。


結果は、スタイルズクラッシュでAJが貫禄勝利。

試合後も、オカダとAJは一歩も退かずやり合う。




レインメーカーをかわし場外にエスケープしたAJに対し、

リングに残されたベルトを手にレインメーカー・ポーズを決めるオカダ。

ここまでスイッチの入った表情を見せるのは珍しいこと。



さすがにレッドシューズ海野が制止して

ベルトはAJに戻された。


「オレがチャンピオンだ!」とアピールするAJ。

放送席のおいらの真正面。

絶好のポジションでパシャ!



メインのインターコンチネンタル選手権。

後藤洋央紀がメキシコ遠征から凱旋しトップに食い込んで以来、

中邑真輔vs後藤のシングル戦績は、これまで5勝5敗の互角。


「後藤と聞いただけで首が痛くなってくる」と、

かつて真輔がぼやいたほど、天敵と言っていい存在だった。


約2年半ぶりの一騎打ち。

試合は明らかに真輔ペース。


2年ちょっとでここまで差がついたのか!?


そう感じるほどに、真輔ペースは変わらない。

しかし、vs中邑、vs棚橋となると異常な執念を燃やす後藤が、

雪崩式牛殺し→昇天改の大技連打でベルト奪還。



元KBC九州朝日放送のアナウンサーで

『ワールドプロレスリング』実況も担当してした

高島宗一郎・福岡市長から勝利者賞が贈られる。


後藤にまったく笑顔が見られないのは、

高島市長のどんたく衣装に驚いているからではなく(笑)、

激闘の余韻が冷めていないためだ。




真輔カラ―の白のカラ―テープに包まれる後藤。

いい写真が撮れるかどうかは運なのだ。

これは、なかなかよい。


なお、おいらの場合、「カメラマン、じゃま~!」

と言える立場にはいない(笑)。



バンザイ三唱はやったものの、

やはり最後まで笑顔なし。


勝利者インタビューでも笑顔は見られない。

重いものを背負ったことは後藤本人がイチバンよくわかっている。

真価を問われるのは、7・5大阪城での真輔とのリマッチである。



当日のテレ朝ワープロスタッフによる打上げ&反省会は、

中洲川端のいろは本店にて。

絶品の水炊きをいただく。

高島市長も途中参加してくれた。


■WRESTLE-1 5・5後楽園ホール


オープニングでDDTの高木三四郎大社長が

W-1のCEO(最高経営責任者)に就任の挨拶。

いきなりのサプライズ人事にみんなビックリ!



W-1クルーザーディビジョン初代王座決定トーナメントを制したのは田中稔。

決勝で難敵カズ・ハヤシを親友の垣原賢人さんから伝授された

トルネード・カッキ―カッタ―で破った。


これで、ZERO1のNWA世界ジュニア、インターナショナルジュニア、

さらにEWPインターコンチネンタルと併せて4冠王となった。


昼間のZERO1後楽園ホール大会ではZERO1ジュニアのエース、

日高郁人を相手に2冠を防衛しており、この日は3試合。


コンディションのいい稔でなければ、達成できないことだ。

なお、EWP王座は5・16新宿FACEでTAJIRIに強奪されている。



やっぱり、鈴木秀樹は強かった。

浜亮太の超巨体&パワーに押されていたが、

執拗なスリ―パ―で逆襲し、最後はエルボーでトドメ。


さすがに人間風車は無理だったが、

引き出しを持っているし勝つ術を知っている。


相変わらず、武藤戦しか頭にないようだが、

6・18後楽園ホール大会では近藤修司の挑戦を受ける。

鈴木vs近藤、これも好カードだ。



当日、会場でモッキー(元井美貴さん)からいただいた

グレート・ムタの『グリーンミストカレー』(※会場で売っています!)。


よっぽどおいらがもの欲しそうに眺めていたのか(笑)、

何個か買い込んでいたモッキーが「どうぞ!」と1箱くれたのだ。


あざぁーす!


■プロレスリング・ノア 5・10横浜文化体育館 


休憩明けに森嶋猛が引退挨拶のためリング上へ。

リングに向かう花道ですでに泣いていた。


本人の口から9・19大阪大会での引退セレモニー開催も告げられたが、

その後、丸藤副社長から「本人の希望で引退試合を行ないます」と訂正があった。


超危暴軍のメンバーもリングインして、

「引退します!引退します!」と連呼。

最後は軍団のTシャツに着替えて記念撮影。


あらためて、モリシはデカイ!

本当に残念だし、もったいない。

この格好のままタクシーに乗り込んで会場をあとにした。



鈴木軍狩りのため、マイバッハ谷口が接近しパートナーとして

口説き落とした噂の男は、やはり噂通りの男だった。


マイバッハ・ブルージャスティス…って、バレバレだよね(笑)。

おまけに試合序盤でマスクを脱いじゃった。

この2日前、ブルージャスティスが代官山の行きつけの美容院に

行っていたことを知る者は少ないはず…。


ヘアースタイルが乱れることを嫌ったのか?

とはいえ、ブルーさすまたを持参して、

飯塚高史&シェルトン・Ⅹ・ベンジャミンをタジタジとさせた。


最後は、マイバッハが飯塚をピンフォール。

鈴木みのるの指名により、次期GHCヘビー挑戦者に浮上した。




試合後、素顔でインタビューに答える永田。

決して歯切れはよくなかった。


昨年、GHC王者としてノアのメインシーンを飾ってきた男だけに、

永遠の宿敵・鈴木みのるの前座的な位置で試合を行なうことが

屈辱だったのかもしれない。


それならそれで、その意気込みはよし!



メインのGHCヘビー級選手権は、レフェリーと同じ権限を持つ

”特別立会人”小橋建太が見守るなか行なわれた。


小橋は鈴木軍だけではなく、ノアのセコンドも引き揚げさせた。

公平で介入のない試合は、堂々たる鈴木の勝利。

丸藤が2連敗を喫するサプライズ決着。


セカンドロープに仁王立ちの鈴木は、

小橋に「ここまでベルトを持ってこい!」と挑発。

小橋も「ここまで取りにこい」とまったく退かない。


まさに、ガチンコでやり合う両雄も業界同期である。

かつて、GHC王座を賭けて一度だけ対戦もしている。


結局、西永レフェリーがベルトを渡す破目に。

これを見ていた田上明社長は、勝利者トロフィー贈呈など無理と判断し、

とっととリングを降りていった。



鈴木の挑発的マイクアピールにノアの主力勢が集結する。

リング上は鈴木軍が占拠、ベルトも鈴木軍が独占状態。


方舟は沈没寸前なのか!?



いつか、どこかで見た光景がデジャブする。

入場花道のステージに立った鈴木はベルトを振りまわした。

過去に、3本のベルトを振りまわしていたこともある。



バックステージでも鈴木みのるの独壇場。


「平民のくせに頭が高いんだよ!

俺が王様だ。

みんな、ひざまずけ、土下座してみろ!!」


憎らしいけど、この男、輝いているパンチ!


おしまいパー