IGFの4・11両国国技館大会(INOKI GENOME FIGHT3)で、

またまたケンド―・カシンが好き放題に暴れまわった。


当日、前半4試合がGENOMEルール(つまり、通常のプロレスルール)で、

後半6試合が『IGF WORLD GP 2015』1回戦で、

IGFルール(つまり総合ルール)採用の試合となる。


第4試合では、通常ならメインイベントに組まれてもおかしくない

タッグマッチ(藤田和之&ケンド―・カシンvs小川直也&澤田敦士)がマッチメイクされた。

カシンと小川が試合で絡むのは今回が初めてとなる。


第3試合の最中に入場口付近を覗いてみたところ、

出番待ちで、モニターTVの試合を見守っている男が2名。

気配を消して、ゆっくりと近づきカメラのシャッターを切る。



よくよく見ると、カシンの身体にまたもボディシールらしきものが…。

好奇心に駆られて、もう少し近づいてみる。

あ、カシンに感づかれた。

藤田も私の存在に気付いたようだ。



ところが、カシンは嫌がるどころか、

自慢げにボディシールを撮らせてくれた。

その際、通路に隠れながら覗き見している

右端の藤田がなんかカワイイ(笑)。



これがアップにしたもの。

他の小さめのシールはよく分からなかったが、

メイン(?)はやっぱり永田裕志もの。


いったい、どれだけ永田を愛しているのだろうか?

とくに、右のイラストのような版画のようなスタンプのような作品は凝っている。


これはどう見ても、今年の1・4東京ドームで

初の第0試合(時間差バトルロイヤル)への出場が決まり、

落ち込んでヤケ酒を飲んでいる永田らしき人物を描写したもの。


じつは、これがもとの写真。



どうやって作成したのかは知らないが、

「これ!」と思ったら、カシンは手間ひまを惜しまない性格なのだ。


しかも、これだけじゃない!

4・11両国での小川&澤田との対戦が決まってからというもの、

これらの芸術作品(!?)を連日メールで送ってくれる。


メールのタイトルには「拡散希望」と打ってある。

つまり、いろんな人に送って、

ツイッターなどでアップしてほしい!という意味なのだ。


私は、ツイッターをやっていないので自粛していたのだが、

もう試合も終わったし、写真ではないわけだから、

カシンのリクエストに応えてこの場で公開したいと思う。




小川&澤田の師弟コンビ(※仲間割れ、決裂したが…)と思われる。



カシンの大好きな澤田と思われる。



盟友・藤田のライバルである小川と思われる。 


この手の「思われる」ものが、まだまだ他にも送信されてきたのだが、

ちょっと掲載不可能な類もあるので、そこは自粛したい。


そして、当のカシンは入場の際に、

なぜか食塩の入ったパックを持参していた。 


肝心の試合のほうは、師弟コンビの仲間割れに乗じたカシンが、

飛びつき腕十字から巧妙に澤田を丸めこんでピンフォールを奪っている。  



試合後の藤田。

一時、話題となった全日本勢との対戦に関して振られると、

キッパリと答えた。

「このリングに、IGFのリングに一歩でも足を踏み入れたら、

あいつらに選択肢はないよっていうだけの話だから。

選択肢がないとダメだったら来るなって。

来るんだったら、覚悟して来ればいいだけの話だから。

一歩足を踏み入れたら選択肢はないよ!」



8日の帰国会見で、勝っても負けても、この日のトーナメント1回戦

(vsニック・ロズボロウ)後の引退を示唆した石井慧。


肩固めでは極めきれなかったものの、

サイドポジションからのアームロックで

見事に勝利を収めた(1R4分22秒)。


「明日以降にちゃんと事務所と話をして。

ここで自分が勝手に言ったら筋が通ってないなとなって…。

おまえが筋が通ってるのは、裏筋だけかとなりますので(笑)」


だれも笑わなかったが、なかなか絶妙の下ネタだった(笑)。

引退問題は後日となるが、さすがに1年ぶりの勝利に嬉しさを隠しきれない様子。



こちらはメインに登場し、3-0の判定負けを喫したミノワマン。

相手は、10㎝も身長の高いヘビー級のオリィ・トンプソン。


メインの大役を任されながら、その期待に応えられなかったこと。

相手の懐の深さの前に、飛び込んでいけなかったこと。

つまり、不完全燃焼に終わってしまったことへの悔しさでいっぱいだった。


でもミノワマンはいつだって想像を超えたサプライズを見せて、

私たちを驚嘆させ、喜ばせてくれた。

こういう日だってあるだろう。


みんな、応援している。

また、がんばればいいのだ。