来たる2月22日(土)より、イオンシネマ全国47劇場にて公開される

「バディファイトpresents ワールドプロレスリング3D第8弾1.4東京ドーム2014」の

上映に先駆け、15日には各地のイオンシネマ劇場で

恒例のプレミア先行上映会が行なわれた。


当日、ワタクシ金沢が向かった場所は、

我家から30分ほどで行けてしまうイオンシネマ板橋。

ところが、前日の大雪のせいで電車が遅れに遅れ、

結局、劇場到着まで約1時間を要した。


しかし、嬉しいではないか!

こんな足もとの悪い中、劇場にはほぼ満員の

お客さんたちが駆けつけてくれた。


もちろん、ファンのお目当てはプロレス3D映画の先行鑑賞ばかりではない。

新日スター選手たちの舞台挨拶も大きな目玉となる。


しかも今回は異色中の異色といっていい2選手の揃い踏み。

ピンでは多少トークに不安が残る一方(笑)、

かといってコンビ結成となるとまったく予想不可能な

内藤哲也&飯伏幸太の2選手である。


司会を任されたオイラからすると、

舞台挨拶史上、最大の難敵であり、

3WAYマッチかハンディキャップマッチに挑む心境だった…。



なぜか控室でこんなポーズを決める御両人。

ああ、不安は一層増すばかり…(笑)。

「相棒」気どりかい?

というより「あぶない刑事(デカ)」(※古い!)かな???



ところが、この2人なぜかウマが合うようで、

息ピッタリとはいかないまでも、

お互い遠慮なしのぶっちゃけトークを展開。


31歳の同い年、キャリアでは飯伏が2年先輩ながら、

新日本でのキャリアはもちろん内藤が上という、

微妙な要素がありながらも年代が近いから会話が成立するようだ。


しかも、ツッコミ役が内藤で、ボケが飯伏という

役割(?)が見事にハマっている。


「何年か前に初めて会場で話したんですけど、

『内藤さん、どうやったらあんなに高くジャンプできるんですか?』って。

飯伏選手のほうが高くジャンプできるのに、

完全に舐めた質問してきて…」


「いやいやいや、ぜんぜん舐めてないですよ(笑)」


「『あ、この人、舐めてるな』と。それが初めての会話」


「話すことがなかったんで、ちょっと近づこうと思って」


「ひどい!」


「それしか思い浮かばなかったので。でも仲良くなれたじゃないですか?」


「いや、普通ですよ、普通(笑)」     


こんな調子で、私の不安をよそに会話が弾む。

「こんな仲がいいなら、2人で組んだらいいじゃないですか!」

という私の提案に、会場から大きな拍手が沸き起こるものの、

2人はまだ躊躇っている様子。


「だけど、自分も友達が少ないんでね」と内藤が言うと、

「あ、僕なんかDDTにもあんまり友達いませんよ」とカミングアウトの飯伏。

じゃあ、あまり友達のいないレスラーを集めようという話になると、

「棚橋さんなんか、どうでしょうね?」と内藤が言いだす始末。


「確かにタナも単独行動が多いから、

3人で組めば、最高に格好いいユニットができる」

とさらに水を向けると2人とも満更ではない様子だった。


最後には、両選手から力強い抱負。


「こんどの『ニュージャパンカップ』では石井戦(1回戦)もありますし、

トーナメントで優勝すればオカダへのリベンジも見えてきます。

ぜんぶひっくり返して、来年の1月4日、東京ドームは

必ず俺がメインイベントを締めたいと思います」


「IWGPジュニアのベルトを持っているうちにIWGPヘビーのベルトを獲りたい。

そして内藤さんと防衛戦をやりたいです」  


せっかく、いい抱負が聞けたので、

内藤の音頭で締めをお願いした。


「新日本プロレスの主役は俺だ!」ならぬ、

「プロレス界の主役は俺たちだ!」の

ニューヴァージョン。


最初はまったく息が合わずに会場は大爆笑。

私も笑いが止まらず、半ば諦めかけたが、

2度目にしっかりと決めてくれた。


そこで結論!

このコンビ、リング上でもリング外でもいけそうな感じ。



あっ、肝心のプロレス3Dの作品内容に触れていなかった。

今回が第8弾、あえて言うなら…とくにありません!となる。

ただし、これはいい意味でのとくにありませんなのだ。 


100分の作品。

まったく長く感じることもなく見入ってしまった。

前説、入場、試合、インタビュー、技の特写と、

すべてが目の前でリアルに映しだされていく。


本当に、あっという間の100分間。

完成形などという言葉は、

もうとっくに通り越している。

1・4東京ドームというビッグイベントを

また改めて素の状態から観戦した思いが強い。 


もうひとつの1・4東京ドーム。

ぜひ観戦に劇場へ足を運んでみてくださいね!