1・4東京ドーム大会総括となる第2弾は、
絵でお見せしたいと思う。
カメラマンはもちろん、大川昇クン。
『週刊ファイト』→『週刊ゴング』と
同じ道を歩いてきた男でもあり、
じつに26年に及ぶ長い付き合い。
いわゆる腐れ縁である。
一緒に仕事をしていた時代には、
本当に頼りになるカメラマンだった。
極端に言うなら、アイコンタクトで分かってくれる。
私がリングサイドの記者席に座っていて、
彼がリングサイドカメラマンで陣取っていたとする。
「試合よりもコーナーで控えているあの選手を撮ってほしい!」
そういう思いで視線を送ると、瞬時に理解してくれる。
なぜ私が、その選手を撮ってほしいと
リクエストしているのかも分かってくれるのだ。
選手の癖やパターンも頭に入っている。
この技を出せば、次はこう動く。
そこがインプットされているからこそ、
ベストポジションをいち早くキ―プできるのだ。
それでは、大川昇カメラマンが撮影した
東京ドームの世界を堪能してほしい!
◆第0試合〈20分1本勝負〉
○天山広吉&本間朋晃&キャプテン・ニュージャパン&BUSHI
(8分11秒、抱え込み式逆エビ固め)中西学&スーパー・ストロング・マシン
&獣神サンダー・ライガー&小松洋平×
ヤング・バックスⅤ1成功
◆IWGPジュニアタッグ選手権4WAYマッチ〈60分1本勝負〉
○ニック・ジャクソン&マット・ジャクソン(10分35秒、モアバング4ユアバック→
片エビ固め)タイチ& TAKAみちのく×
※王者組が初防衛に成功
仁義なきガイジン戦争
◆IWGPタッグ選手権〈60分1本勝負)
ドク・ギャローズ&カール・アンダーソン○(10分27秒、マジックキラー→片エビ固め) デイビーボーイ・スミスJr.&×ランス・アーチャー
※挑戦者組が第64代王者となる
ミスター・プロレスも祝福!
小島がNWAを剛腕奪取
◆NWA世界ヘビー級選手権〈60分1本勝負〉
○小島聡(8分27秒、ラリアット→片エビ固め)ロブ・コンウェイ
※小島がNWA新王者となる
グレイシーがついにプロレスをまたいだ!
◆タッグマッチ〈30分1本勝負〉
桜庭和志&○永田裕志(9分50秒、反則勝ち)
ホーレス・グレイシー&ダニエル・グレイシー×
ムタまで食った!?
YTRの独壇場だ
◆タッグマッチ〈30分1本勝負〉
グレート・ムタ&矢野通○(12分04秒、裏霞)
シェルトン・X・ベンジャミン&鈴木みのる×
ファレがここまでやるとは…
さあ、ドームに火が点いた!
◆キング・オブ・デストロイヤ―マッチ〈時間無制限1本勝負〉
○真壁刀義(15分05秒、キングコングニードロップ→KO勝ち)バッドラック・ファレ×
いま、三十路の青春…
これがプロレスだよな。
◆後藤洋央紀復帰戦〈30分1本勝負〉
○後藤洋央紀(15分33秒、昇天・改→体固め)柴田勝頼×
飯伏、デビル・デヴィットに3度目の正直
◆IWGPジュニアヘビー級選手権〈60分1本勝負〉
○飯伏幸太(16分22秒、フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め)プリンス・デヴィット×
※飯伏が第67代王者となる
お金か夢か?王者か主役か?
レインメーカー、感情剥きだす
◆ IWGPヘビー級選手権〈60分1本勝負〉
○オカダ・カズチカ(30分58秒、レインメーカー→片エビ固め)内藤哲也×
※オカダが7度目の王座防衛に成功
研ぎ澄まされた両エースが
2年4カ月ぶりに劇的邂逅
◆IWGPインターコンチネンタル選手権〈60分1本勝負〉
○棚橋弘至(23分24秒、ハイフライフロー→片エビ固め)中邑真輔×
※棚橋が第7代王者となる
一流のプロカメラマンが撮影したドーム大会の写真、
堪能していただけたかな?
では、最後にご愛嬌。
私が撮ったこの一枚。
生放送終了後、テレビ朝日の控室に戻ろうとしたところ、
ドームをぐるりと半周しインタビュールームへ向かう
新王者・棚橋とバッタリ。
たまたまデジカメを持っていたので、
「じゃあ、チャンピオン、誰よりも早く1枚お願いします!」
と声を掛けてパチリ。
少しばかり表情を崩す無防備なタナが実にいい感じでしょう?
これにて、1・4東京ドーム写真館はお・し・ま・い…おしまい!