11月29日発売の『鈴木みのるデビュー25周年記念』DVDを

発売日の昨日深夜から鑑賞してみた。


2枚組のDVDボックスなのであるが、

DISC1の対談などはまだ観ていない。

観たのはDISC2の試合のみ。

鈴木みのるセレクションと銘打たれているとおり、

メニューを見ただけで鈴木自身のセレクトであることが十分に分かる。


とりあえず、DVDのメニュー紹介から。

●タイトル
鈴木みのるデビュー25周年記念DVD
 
●発売日
2013年11月29日(金)発売
 
●商品仕様
【DVD仕様】2013年/日本/カラー/本編300分予定/16:9/片面2層/

音声:ステレオ/2枚組
 
●品番
【セル】品番:TCED-2006 ^Sコード:4571390734463
 
●価格
8,925円(税込)/8,500円(税抜)
 
●作品内容(予定)
【DISC-1】
「25周年記念スペシャル対談 鈴木みのる×小橋建太」
「鈴木みのるヒストリー」鈴木みのる闘いの歴史を盟友高山善廣と共に振り返る
「あなたにとって鈴木みのるとは?」関係者が鈴木みのるについてコメント
「俺たちのボス・鈴木みのる」TAKAみちのく、タイチがボスについて語る
※ほか、ライバル、関係者のコメント集

特典映像/【エントランスビジョンムービー】「風になれ」
 
【DISC-2】
「鈴木みのるセレクション」

・2003年6月13日 日本武道館 成瀬昌由vs鈴木みのる
・2003年11月3日 横浜アリーナ 永田裕志vs鈴木みのる
・2004年2月1日 北海道立総合体育センター IWGPタッグ選手権 西村修&天山広吉

           vs鈴木みのる&髙山善廣
・2011年8月14日 両国国技館 G1 CLIMAX公式戦 中邑真輔vs鈴木みのる
・2012年10月8日 両国国技館 棚橋弘至vs鈴木みのる
・2013年5月3日 福岡国際センター IWGPヘビー級選手権 オカダ・カズチカ

          vs鈴木みのる
・2013年8月10日 両国国技館 G1 CLIMAX公式戦 飯伏幸太vs鈴木みのる 


●特典映像

・1994年5月31日 日本武道館 鈴木みのるvsモーリス・スミス
・1994年10月15日 両国国技館 鈴木みのるvs船木誠勝
・1995年5月13日 東京ベイNKホール キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 
           鈴木みのるvsウェイン・シャムロック
・2002年11月30日 横浜文化体育館 鈴木みのるvs獣神サンダー・ライガー
・2008年6月17日 後楽園ホール 鈴木みのるvs髙山善廣 
           (鈴木みのる20周年記念大会) 


●発売元/販売元
発売元:ビデオ・パック・ニッポン
販売元:TCエンタテインメント
 
(C)2013テレビ朝日/新日本プロレスリング

          


               金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!?」Powered by Ameba

というメニュー&ジャケット写真であるが、

やはり試合に対するこだわりは人一倍であることが分かる。


13年半ぶりの新日本マット復帰戦となった成瀬戦、

永遠の宿敵・永田裕志との初一騎打ち、

天山の頭突きで鼻骨を折られながら、

IWGPタッグを強奪したタッグ選手権、

新日本の絶滅種同士である中邑とのタイマン勝負、

過去・現在・未来と闘い近年稀に見るベストバウトと評価された棚橋戦、

プロレス新時代の象徴であるオカダとのIWGP戦、

タイプ、スタイル、世代を超えた好勝負へ昇華した飯伏戦。


さらに、特典映像として

パンクラス時代の若きみのるも躍動する。


生涯の目標と定め、3度目の正直をかなえたモーリス戦、

パンクラスとは何たるかを見せつけた船木戦、

ついに頂点を極めたシャムロック戦、


みのるを再びプロレスのリングへと誘う要因となったライガー戦、

20周年記念大会でボコボコにやり合った高山戦。


すべての試合に鈴木みのるのこだわりがあって、

すべての試合がプロレスラー鈴木みのるを

形成するための大きな転機となっている。


ここに、みのるのすべてが凝縮されているといってもいいだろう。

この全12試合のうち、たまたま私は6試合の解説についている。

普段、テレビ放送で自分の解説を聞いたときなど、

「ああ、これは言葉足らずだな」とか、

「言いたいことを伝えきれていない」とか、

そういう思いに駆られることが多々ある。


だが、この鈴木みのるの試合解説に関してだけは、

なぜか自分なりに納得がいく。

これは本当に珍しいことでもある。

おそらく私なりに、彼の新弟子時代を知っているし、

デビュー戦もこの目で観ているし、

UWF時代の葛藤なども知っているからかもしれない。


言葉は交わさなくても、彼が伝えたいメッセージを

試合から感じ取ることができるからだろう。


この12試合には、鈴木みのるの生き方が見える。

胸に迫ってくるし、鮮烈に響いてくる。

みのるファンはもちろんのこと、

みのるに関心のない方、

あるいはアンチみのるのファンであっても、

収録された12試合を観れば、

鈴木みのる25年の重みを感じることができると思うのだ。


すなわち、このDVDは傑作だ。

べつに、みのるに宣伝を頼まれたわけでもない。

発売・販売元にも頼まれてはいない。

だけど、プロレスファンには是非観てもらいたい。

単純にそう思ったので、ここで紹介している。


なぜ、鈴木みのるがプロレス界で、

今の新日本マットでデカイ顔をしてのし歩いているのか、

その理由がきっと分かると思うからだ。